面倒な洗濯の時短テクは?図解付き・間取りから考える家事導線 (2/2)

執筆者: 五十嵐 洋介 職業:まちづくり、地域クリエイター、住宅・不動産ライター

その場合は、例えば下図のようにホールとバルコニーに近い場所に寝室を設け、ホール側からもウォークインクロゼットに出入り出来る動線を確保すると便利です。

 

 

一石二鳥の間取り

また、洗濯機置き場を洗面室に設置するなら、下着やパジャマ、タオルなどをしまう収納スペースを洗面室内に設ける間取りもお勧め。

 

さらに、リビングに家族共用のクロゼットを設けるという方法もとても機能的です。

2階にある個室のクロゼットに洗濯物をしまうとなると、着替えのたびに1階のリビングから2階まで上下階を移動することになります。

 

取り込んでからしまうまでの動線は長くなってしまいがちですが、洗濯物のお畳みを家族共用のクロゼットがあるリビングでテレビを観ながら寛ぎながら行うことができ、主婦には好評です。

 

忙しい朝の身支度もリビング内ですることが出来るので、時間を短縮出来ます。

 

おわりに

最後になりますが、ぜひ住まいに取り入れていただきたいパーツがあります。

 

それは「カウンター」です。

洗濯物を干す場所の近くにカウンターを造ると、取り込んだ洗濯物を置くスペースが出来ます。

また、お畳みを行うスペースにカウンターを設置しても便利。

アイロンがけやお裁縫スペースとしても活躍します。

洗面室の中にカウンターを造った事例も使いやすいと好評なので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 
 コラムニスト情報
五十嵐 洋介
性別:男性  |   現在地:東京都  |   職業:まちづくり、地域クリエイター、住宅・不動産ライター

1982年、山形県酒田市生まれ。
早稲田大学 法学部を卒業後、大和ハウス工業株式会社に入社し、同大学で建築学を学びながら、住宅・マンション・インテリアの設計、都市デザインに従事。その後、SUUMO(株式会社リクルート)をはじめとする住宅・不動産媒体のライターとして活躍し、今まで200社を超える企業や経営者を取材・執筆。
現在、「株式会社 ainak」を設立し、地域活性化、まちづくりに携わる。「酒田市を音楽のまちへプロジェクト」代表。ヤマガタ未来LAB.にて「住まいのナビゲーター」としても活動し、山形県へのUIターン移住支援を行っている。

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