冬野菜の「食べる薬膳スープ」レシピと、胃腸に優しい水分の摂り方

執筆者: 大石麻沙未 職業:料理研究家・国際中医薬膳師・五感ケアセラピスト・スピリチュアルヒーラー
はじめに

こんにちは、五感ケアセラピスト・料理研究家・国際中医薬膳師の大石麻沙未です。


11月7日に入り、いよいよ冬を迎える準備の頃となりました。

これから冬の気配を感じるようになります。


11月の行事の一つに「酉の市」があります。酉の市は開運招福、商売繁盛のためのお祭りです。
来年の幸福祈願にぜひ、「酉の市」へ行かれてみてはいかがでしょう。
おめでたい運気をたくさんいただけるかもしれませんね。

食の歳時記〜冬

二十四節気では、11月7日頃は「立冬(りっとう)」、22日頃は「小雪(しょうせつ)」です。

暦では、立冬の頃から立春までが冬となります。


これから12月の冬至まで、太陽の光は弱くなり、陽も短くなります。
寒さも増しますので、今から体調管理をしっかりしたいところです。

冬は根菜がおいしい季節です。
夏に太陽の陽をたっぷり浴びた土で育った根野菜には、太陽のエネルギーがたっぷり吸収されています。

 

 

私たちは、自然界のリズムに合わせて変化します。
冬の朝はなかなか起きれず、ベットから出たくない時があります。
自然界で生きる動物達にとって、冬は冬眠の季節です。
人間もカラダを休め、エネルギーの消耗を少なくし、厳しい冬を越えるようにできています。

 

冬に太りやすいのは、エネルギー吸収と排泄力の低下が原因

エネルギーが不足してしまうと、風邪なども引きやすく、抵抗力が弱まってしまうので注意が必用です。

また、エネルギーが不足してしまうと、排泄力も弱まります。そのため、冬は太りやすくなるのです。

冬は特に、エネルギー吸収と排泄を心がけるようにしましょう。

薬膳スープレシピ

ここで、体調管理に気をつけたい今の季節におすすめの、冬の薬膳スープ(〜2人分)のレシピをご紹介致します。



材料
  • 鶏もも肉        150g
  • 鶏手羽元        2本
  • 蓮根          2センチ
  • 松の実         大さじ1
  • 棗           5個
  • 高麗人参        10枚(スライス)
  • クコの実        6粒
  • 胡桃          4個(砕く)
  • 餅米          大さじ2
  • にんにく        1かけ(スライス)
  • 生姜          1かけ(千切り)
  • 長ネギ         1/2本(白髪葱にする)
  • 塩、胡椒        小さじ1/2
  • 酒           大さじ1

 

作り方
  1. 餅米は洗って水を切って30分おく。
  2. 鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、ボウルに入れ、鶏手羽元、にんにく、生姜、酒、塩を加えて混ぜ合わせて30分以上おく。
  3. 鍋に(1)と(2)、棗、クコの実、高麗人参を加えて強火にかけ、灰汁をとったらふつふつするくらいの火加減で約40分煮込み、塩、胡椒で味を整える。器に盛りつけたら胡桃と松の実を散らし、白髪葱をのせる。

 

飲み物について

私たちのカラダのほとんどは、水分からできています。


生命を維持するために、欠く事のできないのが水分と塩分です。
大人のカラダの60%、新生児では80%が水分だといわれています。


人間にとって大切な水分、その摂取方法で注意したいのが飲み物です。
スープやお味噌汁、ジュース、珈琲や紅茶、中国茶や日本茶など、水分の摂取の方法はさまざまありますが、カラダにとって一番やさしいのはなんといっても「水」です。


胃腸に負担をかけない水分の摂り方

酸素をたっぷり含んだやわらかい日本のお水は、ほとんどが軟水です。

素材のお味をいかした和食や日本茶、日本酒によく合うのはそのためです。


人間は1日に最低1500mlの水分が必要だといわれています。

しかし、飲み過ぎには要注意、逆効果となることがあります。
胃腸が弱い日本人にとってジュース、珈琲や紅茶、中国茶は、糖分を取り過ぎたり、胃腸を弱める成分も入っているので注意が必用です。

胃腸に負担をかけず水分を吸収することができるお白湯や、常温の水にレモン汁をギュッと絞ったものがおすすめです。


 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

これからさらに寒くなり、冬本番になります。

今まで以上に食事や水分補給に気を配り免疫力をつけることで、健康に冬を乗り切ってくださいね。

 
 コラムニスト情報
大石麻沙未
性別:女性  |   現在地:東京都  |   職業:料理研究家・国際中医薬膳師・五感ケアセラピスト・スピリチュアルヒーラー

「食べることも、心のことも、体のことも、魂のことも、すべてを含めた最高のケア」を提供しているモンキュールサロンオーナーの大石麻沙未です。

最高の癒しを目指して、「食、スピリチュアルヒーリング、メンタルケア」の三位一体を軸に、ホリスティックトータルケアを実践しています。