指ヨガ運動で身体ポカポカ!指回し体操の効果とやり方
こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
手足の指がかじかむ季節がやってきました。
今年の冬こそ、温かく快適に過ごしたいですね。
手足は、本来エネルギーに溢れた部位で、指先は気の流れ(経絡)の始まる部分であり、終着点でもあるとされています。
指先のエネルギー・手のエネルギーを感じながら、それを全身へと行き渡らせて、温かく元気な心身を作ってみましょう。
両手の指を軽く開き、合わせます。
手指の合わさっている部分を意識しながらゆったりと呼吸を続けます。
じんわりとした感覚、ほんのり温かい感覚を感じるでしょう。
また、手のひらの間の空間も、ほんわか温かく感じられるでしょう。
1.
「指合わせ」の手のまま、親指同士を軽く押し合ってみましょう。
第一関節が凹まないようにします。
指先の色が変わらない程度の力で結構です。
深い呼吸を繰り返します。
親指は、顔や頭とのつながりがあり、顔のむくみや頭痛などを流します。
2.
人差し指同士でも同様に行います。
人差し指は、肩から腕とのつながりがあり、肩こりや腕の疲れを取り去ってくれます。
3.
中指同士で同様に行います。
中指は、背骨との関わりがあり、背中の痛みや張りを流し去ってくれます。
4.
薬指同士で同様に行います。
薬指は、腰周りや内臓との関わりがあり、腹痛・腰痛などを取り去ってくれます。
5.
小指同士で同様に行います。
小指は、足腰との関わりがあり、便秘・脚のだるさやむくみなどを流してくれます。
1.
「指合わせ」の手で、親指を離し、互いの周りをくるくると回すように動かしてみましょう。
親指は、脳の中でも言語系とのつながりがあり、言葉で考えたり言葉を発したりする働きを活性化するといわれています。
2.
人差し指同士でも同様に行ってみましょう。
人差し指は、五感の感受性を豊かにしたり、イメージや想像力を高めるといわれています。
3.
中指同士でも同様に行ってみましょう。
中指は、脳の感情を司る部分を活性化するといわれています。
4.
薬指同士でも同様に行ってみましょう。
薬指は、自律神経の働きを整え、主に内臓の働きを正常にするといわれています。
5.
小指同士でも同様に行ってみましょう。
小指は運動能力を高めるといわれています。
両手のひらを合わせて、ゴシゴシとこすって温めます。
手のひらの真ん中には労宮(ろうきゅう)というツボがあり、全身にあるツボの中でも特にエネルギーにあふれ、エネルギーの出入りを感じ取りやすい所でもあります。
温めた手のひらを、痛い所や冷えた所、労わりたい部位や疲れた部位に当て、もしくはさすって、両手の元気のエネルギーが体へと伝わり、染み込んでいくことを心地良くイメージをしてみましょう。
「手当て」という言葉があります。
幼い頃に、具合が悪い時に、親に背中をさすって貰った記憶はありませんか?
昔から、手を患部に当てることで、邪気を吸い取り、心を込めた良い気を与え、自然治癒力を高めたり、心を整えたりすることが出来ることを、私達は体感的に知っていたのではないでしょうか。
指や手を使って、様々に体の調子を整えたり、能力を開発したり、心身を癒していくことが出来るのですね。
この冬を健やかに、温かく乗り越える助けになれば幸いです。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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