大豆イソフラボンより美容効果大!「エクオール」の効能と検査方法(ソイチェック) (2/2)

執筆者: 水谷俊江 職業:管理栄養士 アーユルヴェーダセラピスト

大豆製品を毎日食べるようにするとともに、きのこや海藻を増やす。

一日3食、野菜も食べられるといいですね。

エクオールを産出する腸内細菌が活躍できる腸内環境を作っていきましょう。

 

大塚製薬から、世界で初めてのエクオール含有食品「エクエル」(ダイスを乳酸菌で発酵させて作られたもの)も販売されています。

 

先進国アメリカでも研究が進められている

大豆イソフラボン研究の先進国アメリカでは、「日本人は欧米人に比べて更年期障害の症状が穏やかで、また閉経後も肌が綺麗なのはどうしてか。なぜ日本人に長寿が多いのか?」ということが言われており、その理由の一つとして「大豆イソフラボン」がクローズアップされています。

 

アメリカでは、がん予防に有効な食品としても、大豆たんぱく質を摂るように推奨されているのです。
エクオールが作ることができなくても、"大豆のある食生活が健康につながる"ということは世界で証明されています。

 

おわりに

エクオールを産出できる人は、そのまま作り続けられるように、産出できない人はこれから作れるように。

そしてこれからの日本の次世代の子供たちも、エクオールが産出できるように。

毎日大豆を取り入れた食事、世界に誇ることのできる日本型食生活を復活させていきたいですね。

 
 コラムニスト情報
水谷俊江
性別:女性  |   職業:管理栄養士 アーユルヴェーダセラピスト

管理栄養士としてクリニックでのダイエットや腸活アドバイスなど2000人以上の相談業務に携わってまいりました。
アーユルヴェーダセラピスト、風水鑑定士の資格もあり、このコラムでは西洋医学の栄養学だけでなくインド、中国の叡智を取り入れた新しい健康アドバイスをご紹介します。