あなたのコミュニケーションはどのタイプ?視覚・聴覚・感覚別で見る特徴と話し方
はじめに
こんにちは、NLPトレーナー&カウンセラー平井妙子です。
コミュニケーションに役立つ方法論はたくさんあります。
その中でも、知っていると効果的なアプローチがあります。
本来、目の動きを読み、優位な感覚を読み取るというものですが、応用して使うことが出来ます。
それぞれの特徴と伝わる方法を、ワンポイントでご紹介いたしますね。
3つの傾向
個人が良く使うとされる優位な感覚を、視覚・聴覚・感覚として考えます。
脳の情報処理にて、どの感覚が優位に働いているかが、それぞれ個人で異なります。
まずは、この3つのどれが優位に働いているかを知ることです。
視覚優位
- 特徴:
視線が上に良く動く。
話すテンポが早く、声のトーンが高い。
外見や見た目が大切。
色やデザイン重要視。
- 伝わる方法:
話のテンポを合わせる。
目で見えるものを用意する(表・グラフ・絵・写真など)。
聴覚優位
- 特徴:
言葉が大切。
言葉を選ぶ。
理論的。
音楽や電話が好き。
声の調子や言葉に反応しやすい。
雑音が苦手。
- 伝わる方法:
丁寧な説明。
状況に合わせた挨拶や言葉がけ。
感覚優位
- 特徴:
視線が下に良く動く。
話すテンポはゆっくりで、声のトーンは低め。
着心地の良い服装。
ふれあいが大切。
- 伝わる方法:
ゆっくりとしたテンポで話す。
軽いボディタッチをする。
質問や言い回しの実例
例えば、「あなたが素敵だと感じる異性はどんなタイプ?」と質問するとしましょう。
- 視覚優位の人…「お洒落で、イケメン(笑)ボディは引き締まって、白いシャツが似合う人とか良いな」
- 聴覚優位の人…「自分よりも色々なことを知っていて、尊敬でき、頼りになる賢い人ね」
- 感覚優位の人…「一緒にいて自然でいられる人、優しい人が良いなぁ」
例えば、落ち込んでしまったときはどんな言い回しをするでしょう?
- 視覚優位の人…「先が見えないんだよね」「見通し真っ暗」「想像が出来ない」
- 聴覚優位の人…「目的が分からなくなった」「意味が見い出せない」
- 感覚優位の人…「気が重い」「気分が乗らない」「へこんでる」
例えば、服を選ぶときはどうでしょう?
- 視覚優位の人…デザインや色が目に飛び込んでくるため、一目惚れしやすい。衝動買いも多々あり。
- 聴覚優位の人…限定や一点ものに弱い。値段と服の価値を考え、どこに着ていくのかまで考える。
- 感覚優位の人…着心地重要。生地の素材もチェック。試着して納得しなければ、デザインが良くても買わない。
おわりに
人は、全ての感覚を使っていますから、決めつけたり分析するものではないのです。
けれど、顔がそれぞれ違うように、人の視点やアイデンティティーは皆違います。
人間関係において、グッドコミュニケーションを得るために、相手の優位な感覚に合わせることも必要です。
今日から観察してみて下さいね。
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