タイで人気の旨辛調味料「唐辛子(プリック)」、種類と使い方 (1/2)
タイ料理の特徴の1つに、辛さが取り上げられるでしょう。
「辛い」=「美味しい」という感覚のタイ。
全てのタイ人が辛い料理好きという訳ではありませんが、辛さを美味しさと考えている人は少なくありません。
今回は、その辛さの元となっているタイの香辛調味料「プリック」(タイ語の唐辛子)についてお話しします。
タイには、10種類以上ものプリックがあると言われています。
大きさや色によって、その味や風味、辛さも異なり、大きくなればなるほど辛さは和らぐのです。
色には、緑色、薄いクリーム色、黄色、オレンジ色、赤色等があります。
代表的な物をいくつかご紹介しましょう。
約5~8cmの長さの「プリック・チーファー」には、濃い緑色、黄色、オレンジ色、赤色があり、緑色が一番辛い種類になります。
料理の飾りにもよく使われます。
約2~3cmの長さの「プリック・キーヌー」で、よく目にするのが緑色でしょう。
熟すと赤くなりますが、通常、緑色のまま使われます。
辛くて有名な唐辛子の一つです。
薄い緑色でふっくらした「プリック・ヌム」や「プリック・ユワック」は、たまに辛い物が混じっていることもありますが、日本のしし唐やピーマンのように、辛さが控え目です。
タイでは、胡椒にもプリックという言葉が使われます。
タイに唐辛子が伝わる前には胡椒が使われており、その頃は単にプリックと呼ばれていました。
現在では、プリック・タイと呼ばれます。
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2011年10月~、夫の転勤で、タイのバンコクで暮らしています。
「taecoのバンコク日記」http://ameblo.jp/ta-eco/や「Food Decoration/フード・デコレーション/แกะสลัก」http://fooddecoration.blog.fc2.com/ を執筆。
学生時代&社会人時代は、国際的な開発・環境問題について学び、フィールドワークを通した調査研究等していました。主に、自然環境の再生や創造、環境教育についてが専門です。美しい自然や限りある大切な資源を未来の世代にも継承していくため、今後も、何らかの形で、情報発信や活動に関わることが出来ればと思っています。
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