編み物の編み目が「ゆるい」「きつい」原因は?棒針編みのポイント (2/2)

執筆者: ニットスペース えむ 職業:編物講師

 

裏編みをする時の糸のすくい方、間違っていませんか?

時折、裏編みをする時の糸のすくい方が、逆になっている方をお見かけします。

 


この編み方の方が編みやすく感じるのですが、実は針に逆方向に糸がかかるため、編み目がねじれた状態になります。


通常のメリヤス編みでは分からないのですが、かけ目や二目一度などの手法が入ってくると、模様編みが正しい編地に仕上がりません。

正しい編み方に修正しましょう。

 

編針にかかった目は、右側が上になっているのが正しい状態です。

 

 

おわりに

何気なく動かしている編針でも、意外と隠れたクセがあるものです。
ちょっとクセを修正するだけで、編地が見違えるように、しなやかで心地良い仕上がりとなります。

 

ご紹介したワンポイントで、もっと楽しく自由に編物を楽しんでくださいね。
また次回をお楽しみに。

 
 コラムニスト情報
ニットスペース えむ
性別:女性  |   職業:編物講師

北欧のデンマークの手芸学校で自由な編物の発想に感動して帰国しました。

横浜市の自宅で編物教室を開催しています。
カリキュラムを決めず、それぞれが編みたい物をお持ちいただきアドバイスする形で、現在月5回(火曜、水曜、木曜、土曜2回)教室開催しています。
2012年より東急セミナーBEたまプラーザ校にて「ニットカフェ♪」講師を担当。

2011年からオリジナルの作品作りも始め、イベントへの出品や委託販売を開始しました。
ホームページ(http://home.e06.itscom.net/emu/)では作品も詳しく紹介してます。遊びに来てくださいね☆