こんにちは、心理カウンセラーの小日向るり子です。

 

携帯電話やインターネットの普及により、既婚男女が出会う機会や関係を続けることが、容易にできるようになりました。

今回は「男性の不倫」について、2回にわたって書いてみたいと思います。
前編では「不倫する男性の特徴」についてです。

一般的には妻とうまくいっておらず、夫婦仲が冷めているからだと考えがちです。

ですが、実際には妻のことも愛しているという男性が少なくありません。

 

 

彼らは非常にナルシストでロマンチストなのです。

妻も大切にする、子育てにも協力する、そんな「暖かい家庭の中にいる自分」に、陶酔する傾向があります。

 

誕生日や記念日にはプレゼントを渡したり、サプライズを演出するなど、妻に対してもロマンチックな場面を欠かしません。
妻側からすると、大変良い夫ということになります。

 

ナルシストな男性は、結婚後も恋愛のときめきを求めるのです。

ですが、長い年月一緒にいるうちに、その気持ちを妻との間では感じられなくなってしまいます。

 

そこで他の女性に、自分の恋愛のときめきを満たして欲しくなるのです。

朝起きればおはようメールに始まり、夜はおやすみメールで終わる。

相手に対して、非常にまめに連絡をする人が多いのも特徴です。

 

もともと男性には狩猟本能があります。

女性が完全に自分のものになるまでは、気を抜かないのです。

 

不倫を継続するということは、妻にバレないように隠し続けるということです。

では、女性の勘を欺くために、何をしているのでしょうか。

 

受信メールはすぐに削除する、自然なアリバイを作る、など。

日常的に、きめ細やかな作業が必要になってきます。

 

こういう器用さは、一朝一夕に身に付くものではありません。

仕事や趣味など、なんでも器用に要領よくこなす人は、不倫を継続しやすいとも言えます。

いわゆる「ヒモ」の関係で成立している男女関係を除けば、不倫にはお金がかかります。

 

人目につかない所まで行く、2人の食事代、プレゼント代など。

仕事と家庭と少しのお付き合いでは使わない金額が、必要になります。

 

また、相手の女性は「奥さんには負けたくない」「奥さんより愛されている」という、勝気な気持ちの権化になります。

こうした女性側の感情を満たすために、見栄を張る気持ちも働きます。

 

したがって、1ヶ月のお小遣いがサラリーマンの平均額くらいでは、不倫の継続は難しいでしょう。

芸能人、スポーツ選手、医者、弁護士、会社経営者など。

不倫をしている人が多い印象がありますが、それは彼らのほとんどが高収入だからです。

 

 

このようにまとめてみると、

 

• 優しい
• 器用でまめ
• 高収入

 

という、理想の旦那さまの方が、実際は裏で何をしているかわからない、という恐ろしい展開になってしまいます。

 

しかし、その特性を逆手に取るのです。

性質を把握し、攻略法を考えるのです。

妻の方も日常的に心がければ、不倫は避けられるということです。

 

例えば、

 

• ロマンチストな旦那さまの前で、お風呂上りにセクシーな格好で出てくる
• いつもスッピンでスウェット、などは避ける
• 記念日には、自分からサプライズを仕掛ける
• 家計の収支は、きちんと自分が把握する

 

など、妻の側からもアプローチできることは、たくさんあるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。

 

• もし夫が不倫していると思ったら
• 不倫が事実だった場合
• 心を落ち着かせるために

 

「夫（旦那）の不倫疑惑、探るべき？浮気をされたとき、妻が取るべき行動」では、この3つのテーマでお届けしたいと思います。