緑茶の健康効能・リラックス効果が凄い!美味しい淹れ方のコツ
こんにちは、お茶ライフコーディネーターの堀部珠美です。
緑が美しい季節になり、新茶もスーパーなどで目にするようになってきました。
八十八夜(立春・2月4日から88日目の日)に、摘み取ったお茶を飲むと、一年間を無病息災に過ごせると言い伝えられています。
今回は、そんな緑茶の効能についてご紹介していきます。
およそ日本人の2人に1人が「がん」になると言われている現代。
そんな中、緑茶の生産地である静岡県は、がんの死亡率が男女共低いことが確認されています。
最近の研究でも、女性の胃がんリスクは、緑茶を飲むことで抑制されることも分かってきています。
お茶のカテキン効果が、細胞の突然変異を防ぎ、ガンの発生を抑制するのです。
コレステロールとは脂質の事で、血液中には以下の2種類があります。
- HDL(善玉)コレステロール
- LDL(悪玉)コレステロール
運動不足や暴飲暴食でLDLが増えると、生活習慣病や高血圧、動脈硬化、糖尿病などを引き起こす原因になると言われています。
緑茶を食事中に飲むことで、お茶に含まれるカテキンが、LDLの吸収を抑制してくれるのです。
体内で活性酸素が発生すると、細胞を傷つけて酸化していくのですが、この細胞の酸化が老化の原因となります。
お茶に含まれるカテキンは、この酸化を阻害する抗酸化作用を有しています。
また、ビタミンCやビタミンEなど、肌に必要なビタミン群も入っており、美肌効果への期待も。
抗菌作用で、口内の細菌の繁殖を抑制し、歯垢の付着を防ぐ効果があります。
そのため、虫歯予防、口臭予防にも効果があると言えるでしょう。
カテキンは、食中毒の原因となる細菌類に対して強い抗菌作用があるとされており、またピロリ菌に対しての増殖抑制作用もあると言われています。
この強い抗菌作用を利用して、緑茶でうがいをすると、風邪やインフルエンザの予防となるのです。
お茶を飲むと「ホッ」としますよね。
渇いた喉が潤った時や寒い日に温かい物を口にしてホッとするのは、リラックスした時に出現する脳波の一種であるα波が、テアニンを摂取した時にも発生することが分かっています。
- 急須に茶葉を3~5g入れる
- 茶碗(カップ)に沸騰させた湯を注ぐ(湯冷ましをするのと同時に、茶碗を温める)。
- 茶碗の湯を急須に注ぐ(湯の温度は70~90℃、但し、上級茶葉は70℃位)。
- 1分ほど蒸らし最後の一滴まで茶碗に注ぐ。
- 2煎目の蒸らし時間は30秒ほど。
玉露(2人分)
急須と茶碗は小ぶりの物を用意して下さい。
- 煎茶と同様、沸騰させた湯を急須に注ぎ、次いでそれを茶碗に注ぐ。
- 急須に茶葉を7~8g入れる。
- 茶碗の湯を急須に注ぐ(湯の温度は50~60℃)。
- 2分ほど蒸らし最後の一滴まで茶碗に注ぐ。
- 2煎目は、少し熱めの湯で蒸らし時間は30秒ほど。
高級茶葉の場合、茶ガラにポン酢をかけて食べると、お茶の栄養が手軽に丸ごと頂けます。
クセもなく美味しいですよ。
ペットボトルのお茶も良いですが、時には、きちんとお茶を淹れてみましょう。
体に良いたっぷりの効能を頂いて、毎日の健康にプラスしてみて下さいね。
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お茶ライフコーディネーターふぅてんです。
毎月のハーブブレンドレッスンや
中国茶極め塾など、お茶を中心としたお教室を主宰してます。
また、コサージュデザイナーとしても活動しており、
コサージュやアクセサリーの販売、レッスンも行っています。
ホームページ
http://salonfuten1.amsstudio.jp/
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