新鮮な夏野菜を自宅で作ろう。家庭菜園用「苗選び&植え方」のコツ
春から初夏にかけて、夏野菜づくりスタートのシーズンです。
今回は野菜の苗を選ぶポイントと、植えつけのコツについてご紹介します。
トマト、ナス、ピーマン、ししとうなど。
どうせ育てるなら、たくさん実がなり、たくさん収穫できる苗が欲しいですよね。
野菜作りの成功失敗の鍵を握るのは、苗選びにあります。
店頭にずらりと並んだ苗のなかから、どれを選べばよいのでしょうか。
徒長とは、植物の枝や茎が間延びして伸びることをいいます。
子葉や下葉が黄色く変色しているものは、老化した苗なので買ってはいけません。
- 葉と葉の間(節間)が間延びして長い
- 茎や葉の色が薄い
- 葉がだらりと下がっている
- 節間は長かったり短かったりせず、均一なもの
- 下の方の葉が厚くて、色が濃いもの
難しいようですが、実際に見ていると元気のないものはだんだん分かってくると思います。
植物が光合成をしていることは、ご存知ですよね。
「葉」という工場で、水と二酸化炭素をもとに、栄養分を作っています。
良い葉は新芽をのばし、根を育てます。
黄色に変色している元気のない葉は、二度と復活することはありません。
良い苗を選んでも、植え付けを失敗すれば全てが台無しです。
上手に育てるコツは「苗の扱い方」と「わき芽」にあります。
苗が乾いていると、根が傷みやすくなります。
ポットに入った状態で、鉢底から流れ出るまで水をたっぷり与えます。
植えつける畑側も、苗が入る穴を掘り水たまりになるほどたっぷり湿らせて準備しておきます。
花の苗ではポット内の土を崩して分けて植えたりしますが、野菜の苗ではポットの中の土と根が固まり(根鉢)は、絶対にバラバラにしないでください。
ポットから出した根鉢は、地面より少し高めに植えます。
低く埋まってしまうと株元の水はけが悪くなり、根が腐ったり病気にかかりやすくなります。
主枝をメインに育てることに、よりたくさん収穫できるようになります。
わき芽は摘み取りましょう。
- トマト栽培の注意点
成長が早く、わき芽なのか本枝なのかわからなくなってしまうので、毎日のチェックが重要
芽が出ると嬉しくなります。
しかし、全ての芽をそのままにして伸び放題にしておくと、主枝にいくべき養分が分散され、収穫が少なくなってしまいます。
わき芽はしっかり摘み取りましょう。
栽培初期のコツとポイントでした。
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