花嫁の美しい姿勢と歩き方。ウエディングドレスや和装で綺麗に歩くコツ
こんにちは、ウォーキングアドバイザーの田邊美穂です。
女性なら誰でも夢みる結婚式、一生に一度の晴れ舞台なのですから、人生最良の日にしたいとみんな思うことでしょう。
「結婚式は1番綺麗な姿で」と、ドレスやブーケ、髪型といった見た目のチョイスにこだわるのも楽しく大切なことですが、当日の立ち居振る舞いについても準備しなくて大丈夫ですか?
今回は、間も無く結婚式を挙げる花嫁さんにぜひ知っておいて頂きたい、美しい歩き方をお伝えします。
お着物の場合、普段の洋服より重さがあるため、前かがみになってしまいがちですが、帯があるため腹部が固定され幾分、姿勢はよくなります。
しかし、歩くとき重心の位置はどこなのか分かりますか?
それは、足のつま先です。
ここに体重をのせることで前傾になり、歩きやすくなります。
前傾になることで、頭や目線が下になりがちですが、頭は起こし、目線は正面で遠くを見ます。
歩幅は狭く、少し内股気味に歩き、左右の足が円を描くように、ゆっくりと歩きます。
手の指先は、ショーウィンドーのマネキンのように、爪の先まで神経を行き渡らせます。
人差し指がポイントとなってきます。
新婦が着用するドレスは、ウェディングドレス、カクテルドレスの2種類に、Aライン、スレンダー、プリンセス、エンパイア、マーメイド、ミニドレスとデザインも様々ですね。
姿勢はお着物と同様、胸をはり、両肩は内側に入らないようにします。
特に、ドレスを着用したとき重要となる部分は、肩甲骨です。
肩甲骨を中心としたエステコースがあるくらいなのです。
肩甲骨が余分な肉で埋まっていると後ろ姿が美しくありませんし、背中が丸まって見えます。
あと、ドレスのデザインによっては歩くときにドレスの裾を踏んでしまい、歩きづらいことがあります。
その場合、足でドレスを前に蹴るように歩けば良いとアドバイスを受けると思いますが、素人の方が、ドレスの中でそのように歩くと、所作が綺麗に見えません。
また、ドレスの裾が少し上にあがるように、介添人さんからブーケと一緒に少しドレスを摘むよう勧められることもありますが、それでは、折角のデザインが台無しになっていまいます。
それは、重心を後傾に移動させると、ドレスの裾があがり幾分、歩きやすくなります。
後ろに倒れそうになりがちですが、横から見ると、首や頭の位置も上半身の後傾にあわせることで、美しい立ち姿勢になります。
モデルさんの中でも、重心が後傾の場合、ウェディングドレスショーを主にお仕事しているんだなというのが一目でわかるぐらいです。
前撮りや式当日は、介添人さんがついてくださり、心強いかと思いますが、着なれない和装や洋装でぎこちなさが目立ったり、お人形さんのように心ここにあらずという姿が見受けられたりするケースも多々あります。
結婚式場によっては、事前にブライダルウォーキングレッスンなどを取り入れているところもありますので、この機会にレッスンを受けられることをお勧めします。
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