不妊原因の約20%は「PCOS」かも?妊娠したい女性が知るべき「PCOS」の症状・治療・予防方法 (2/2)

執筆者: 中村 あや 職業:妊活アドバイザー(不妊カウンセラー)

 

 

知らないうちに摂りすぎているかも?! 砂糖・トランス脂肪酸!

最近、米国でトランス脂肪酸を含む植物油脂であるマーガリン、ショートニングが、原則禁止になったニュースが話題になりました。

日本でも、食生活の欧米化やコンビニ化している若い男女は、添加物やこれらトランス脂肪酸を多く摂っている人が増えています。

わかりやすいのは、フライドポテトやドーナツなどですが、「私はそんなに食べてないはず…」という方でも、パンやお菓子にはほとんど使用されていますし、コーヒーについてくるフレッシュなどにも含まれていますので気をつけましょう。

 

 

トランス脂肪酸と不妊の関係

米国の研究発表によると、不飽和脂肪酸(オレイン酸など)からのエネルギー摂取よりトランス脂肪酸からのエネルギー摂取量が2倍になると排卵性不妊のリスクが23倍に増加するとわかったそうです。

知らず知らずのうちに、摂取している砂糖や添加物、トランス脂肪酸。

「日本はアメリカと比較して、摂取する量はしれているのだから気にすることはない」という意見もありますが、男女ともに知識&意識を持っておく、ということが大切だと感じます。

昔ながらの日本食を意識したり、バランス良く食べることを習慣づけたいものですね。

 

おわりに
ライフスタイルと食生活を見直そう!

PCOSになりやすい方には食、ストレスなどライフスタイル要因が関係していることも多いと言われます。

そのため、セルフケアとしての食生活や生活習慣の見直し、適度な運動を心がけることも大切です。

規則正しい生活、3食バランス良く食べる、お酒や甘いお菓子に注意してください。
食べるときは野菜から食べるなど、血糖値を上げない食べ方など工夫をしてみて下さいね。

ヨガでリラックスし、自律神経やホルモンバランスを整えるのも良いと思います。
適度に体幹を鍛えるトレーニングは、基礎代謝を高めるためにもオススメです。

 


自然な排卵を促すためにも、無理のないダイエットとご自身でできる「セルフケア」を継続して
みましょう。

 
 コラムニスト情報
中村 あや
性別:女性  |   職業:妊活アドバイザー(不妊カウンセラー)

性の問題をポジティブに、男女で考えよう!
生殖医療について、日本ではまだまだハードルが高いイメージも多いかもしれません。
女性のライフプランニング、産める心と体づくり、夫婦生活や不妊治療についてわかりやすく伝えるコラムを書いていきます!

女のココロとカラダのセルフケア
Chaai-haat代表
http://www.chaai-haat.com

日本不妊カウンセリング学会会員
日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー
タイ式ヨガ・ルーシーダットン講師
ベビーマッサージ講師
ブログ:http://ameblo.jp/chaai-haat/