治療の効果より商売優先?おすすめできない整体院の選び方ポイント

執筆者: 梅田 孝男 職業:整体師・気エネルギー療法師・カイロプラクティック師
どんな治療院がよいですか?

こんにちは、梅田整体療院院長の梅田孝男です。

 

調子が悪いからとにかく良くして貰いたい、という思いで患者様は来られます。

その治療院の先生の対応が、安心感の持てるものなのか、不安にさせるようなものなのか。


もちろん安心感があったほうがよいと思いますが、実際はどうでしょうか?

 

 

こんな表現には要注意!
  • 「これはひどい!」
  • 「凝ってるなんてもんじゃないよ!」
  • 「こんなに硬い筋肉の人は今までいないよ!」
  • 「ずいぶん歪みが強いね!」
  • 「かなり悪いから回数かけないと良くならないよ!」
  • 「言うことを聞かないと治らないよ!」

 

このように、オーバー気味な表現で説明する先生。

本当はそれほど悪くなくても、起きている体の異常をそれ以上のように表現する先生がいます。

悪いレッテルを貼られると…

辛くて気持ちも落ち込んでいる状況にある患者様に、その状態の程度をひどくオーバーな表現で言われると、どんどん心理的に不安感に追い込まれます。

 

悪いレッテルをどんどん貼られていくことで、「私って、そんなに悪かったんだ」と更にマイナス意識になっていきます。

「これだけ悪いのだから治るにも時間がかかっても当たり前、たくさん通わないと良くならないんだ」と思い込んでいくのです。

技術より経営が大事?

どのお仕事でも、利益を出すために努力をすることは同じです。

ましてや従業員をたくさん抱えている企業であれば、なおさらです。

 

治療院も同様で、更には病院も同様です。

 

少ない回数で治ってしまったら、患者様は来なくなります。

患者様の来院回数が減ると、収入が減ります。

となると、どのようにリピートを維持して、患者数を減らさないようにするか。

 

今、その経営術の手腕が問われる時代でもあります。

 

 

「治すな」をテーマに経営セミナー!?

極端な話、“治すな”ということをテーマに、治療院経営セミナーが行われている現実もあります。

 

オーバーな表現で不安にさせる治療院は、それだけあなたの症状は治りにくく、難しい状況にあるということを掲げ、たくさんの治療を受けさせるために、あえてそうした表現を使っているのです。

 

たくさんの治療、つまり収入を増やすということを目的としています。

 

おわりに

サービス向上、接遇向上、様々人に対して丁寧に接することも、もてはやされています。

 

気持ちがよいことや、気分がよいことも大切です。

しかし、症状の改善がみられる本筋の技術が伴っていなかったら、本当の意味での治療院とは言えません。

その上で、患者様に安心感を与える言葉使いのできることが、期待される早い回復を望めることになります。

医師法による言葉の使い方の制限もありますが、「大丈夫!」「これならすぐに治りそうだ!」といった安心感の持てる治療院と、是非めぐり会いたいものです。

 
 コラムニスト情報
梅田 孝男
性別:男性  |   職業:整体師・気エネルギー療法師・カイロプラクティック師

群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。

2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。

施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/

厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員