夏の星空・天体観測♪「土星・さそり座・天の川・ペルセウス座流星群」の探し方 (1/2)
土星にペルセウス座流星群、天の川と、夏は興味深い天体を見る絶好のチャンスです。
暑い日々が続く夏ですが、夕涼みがてら、夏の星空を見上げてみてはいかがでしょうか。
日が暮れて、夜の帳が降りてきた頃、南のやや低い位置に明るめの星が見えます。
これが土星です。
周囲に明るい星は、さそり座の1等星、アンタレスがありますが、アンタレスが赤味を帯びた色をしているのに対して、土星は黄色っぽい色をしています。
また、土星の方が西(右手側)にありますので、少し探してみると、すぐに見つけられると思います。
写真で見ても、かなり低い位置であることが判りますね。
少し、開けたところでないと見つけるのは難しいかもしれません。
残念ながら、土星の輪は、肉眼や双眼鏡では見ることができません。
望遠鏡が必要になります。
夏休み中は、天体観望会が行われていることも多いので、お近くの天文施設や公民館などに尋ねてみるといいかもしれません。
観望会では、いろいろな望遠鏡で、土星を始め、いろいろな天体を見せて貰えます。
また、夏の星座案内なども行ってくれると思いますので、機会がありましたら、ぜひ参加してみてください。
土星を見つけたら、今度は「さそり座」を探してみましょう。
赤い1等星「アンタレス」が目印になります。
さそり座は、S字型を倒した様に星が並んでいます(白線で示した結び方)。
南に低いため、都市部では、街明かりや、見通しが悪く、なかなか、さそり座全体を結ぶことは難しいかもしれません。
この写真の様に、街から少し離れた、郊外まで足を運ぶと、案外、大きなS字の姿を見せてくれます。
さそり座は、その形を、釣り竿に見立てて、「魚釣り星」とも呼ばれています。
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銀河鉄道999や、ボイジャー2号の写真などで、子供の頃から宇宙に興味を持って以来、天文に興味を持ちました。
デジタルカメラのおかげでアマチュアでも、図鑑の様な写真が撮影できる様になり、すっかりとのめり込んでしまいました。
星空の魅力を伝えていければと思って、天体観望会のお手伝いなどもしています。
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