10人に1人が精神疾患?精神病の種類と症状
現代に蔓延る心の病「精神病」。うつ病やストレスなど、精神疾患の種類によって症状は違います。世界保健機構(WHO)の採択した分類でチェックしてみましょう。
精神病の割合は、実はそれほど少なくはありません。
日本における割合では「100人のうち、8~9人程度が有病(1年間)である」とされています。
つまり、10人に1人程度の割合だということです。
これは非常に大きな数字であり、決して他人事ではないでしょう。
上で述べた「有病率」は、「不安障害」「気分障害」「物質使用障害」の3つに分類されます。
しかし、世界保健機構が作った分類であるICD-10においては、精神疾患は以下のように分類されると考えられています。
「精神障害」というと、「心の問題」と思う人が多いかもしれません。
しかし、器質性精神障害の場合、脳部分の損傷などがその発症理由です。
脳梗塞と紐づけられることが多いアルツハイマー病や、頭を強く打った時に見られる症状が、それです。
アルコールや麻薬といった、脳に働きかける類の物質を摂取した時に起こるものです。
「それなら完全に避けられる」と思うかもしれませんが、睡眠薬などの乱用でも、この状態に陥ることがあります。
考えと行動にまとまりがなくなり、他者から見て理解しがたい行動に及ぶことが多くあります。
恐らく、多くの人が「精神障害」と聞いて思い浮かべるのが、この「気分障害」ではないでしょうか。
「感情障害」とも呼ばれ、うつ病などがここに分類されます。
4と同じく、一般的にイメージしやすいものです。
ストレスによって起こるものであり、体に異常は見られません。
特定の場所に行った時にパニックに襲われたり、昔味わった強烈な恐怖が、何度も自分を襲ってきたりします。
「過食」や「拒食」がその代表例です。
ちなみに、睡眠障害の一部もここに分類されます。
人格障害だけでなく、性同一性障害や性的な嗜好が問題になるものです。
どこまでを「障害」と位置付けるかは非常にデリケートな問題ではありますが、これも分類上は「障害」とされます。
残る分類は「大人になってからはっきり分かるもの」という訳ではありません。
「精神遅滞」や「自閉症」、そして子どもの頃に見られる「多動障害」などが、残りの3つに分類されます。
精神障害の区分に関しては「こんなところまで含めるの?」と思われる方も多いでしょう。
しかし、それを正しく理解していくことは、治療にも役立ちます。
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Latte Columnist
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