家計把握にも「業務改善」を!節約や貯金を増やす5ステップ
家計簿のつけ方は難しいし、面倒!そんな人でも出来る節約管理術をご紹介します。貯金や貯蓄を増やしたい人は、ビジネステクニック「業務改善」を家庭にも取り入れてみましょう。
効率的に動けていますか?
仕事では、効率を良くしたり、生産性を高めることが求められます。
何やら無駄な作業にばかり時間が取られて、効率が落ちている。
そんな時に行うのが「業務改善」です。
業務改善とは、簡単に言うと、一連の流れの中での無駄を見つけ、作業の効率化を図ることです。
この業務改善における考え方、実は、日々の生活の中でも活かせるのです。
今回は「家計」を例えにして、その方法を見ていきましょう。
最初に行うのは「現状の把握」です。
現状の把握で確認すること
下記の点をはっきりさせておきましょう。
頭で考えるとゴチャゴチャしてしまう場合は、一度、気になる点を全て紙に書き出します。
整理しやすくて良いですよ。
- 月々の収入がいくらあるのか
- 今、どういう状態で困っているのか
- 今後、どういう状態を目指していきたいのか
赤字を解消することが目的なのか、毎月いくら貯金することが目的なのか。
今後、目指したい状態を具体的にし、ゴールとして設定します。
スタート地点とゴール地点が分かったら、問題点の洗い出しをしていきましょう。
現状把握で、既に挙がっている事かもしれませんが、再度じっくりと考えていきます。
光熱費が掛かり過ぎているのではないか。
外食費用が高過ぎはしないか。
普段から気になっている点を書き出してみると、今まで見て見ぬふりをしてきたことが浮き彫りになってきます。
些細なことでもOKです。
問題点だけでなく、要望もここで織り込んでしまいましょう。
本当は服飾費にもう少し余裕が欲しい、等です。
リストができたら、いよいよ細かい改善策を考え、実行していく段階です。
いきなり大きな改善をしようとしても、失敗します。
最初は、既に見えている問題点の、小さい物から解消していきましょう。
「光熱費を○○円に抑える」ではなく、具体的な対処方法で考えるのがポイントです。
小まめに電気を消すように心掛けたり、外食の回数を1回減らす、なら取り組みやすいですよね。
すぐに大きな効果はないかもしれませんが、小さな成功経験を重ねるのも大事なことです。
自分のできる範囲のことを、無理なく続けていきましょう。
Step2で挙げた問題点を改善をしていくと、今まで気が付いていなかった無駄が出てくると思います。
その時は、どんどんリストに追加していきましょう。
トライアンドエラーで、色々と考えて実行あるのみです。
Step3と並行して行っても良いのですが、今度は隠れた問題点を見つけます。
つまり、問題ないと思っていたけれど、やり方を変えればぐっと節約できる部分を探し、リストアップしましょう。
本当にそれで良いの?
この作業は、第三者の目線で見てくれる人がいるとベストなのですが、いない場合は、各項目を全て疑いの目を持って掘り下げていってみましょう。
正しいと信じ込んでいる項目こそ、無駄が隠れていたりするものです。
「食費は本当に適正かな」
「どこか無駄使いしてるところがあるのでは」
「今までドラッグストアで買っていたトイレットペーパー、実はいつものスーパーの方が安かったかも」
こういった具合です。
しっかり、じっくり、一つ一つの項目を見直してみましょう。
ここまできたら、もうゴールは目前です。
2~4の作業を繰り返し行うことで、どんどん最適化され、無駄のないすっきりした家計になっているはずです。
家計を一度すっきりさせることで、お金の流れや各項目の出費の比率がよく見えるようになります。
そうすると、収入や出費項目の変化へも、対応がしやすくなっていくものです。
ただやみくもに節約をしようと思っても、どこから手をつけて良いのか分からなくなりがちです。
そもそも、節約自体が面倒になって続かないかもしれません。
一時的な節約も良いのですが、根本原因を探して少しずつ改善していくことで、無理なく続けることができます。
そうして、家計を良い状態に持っていくことができるのです。
ゲーム感覚で問題点を探し出していくと、楽しいかもしれません。
また、目標を立てて実行することで、達成感が味わえて、次も頑張ろうという気になれるものです。
業務改善方法を生活の中に落とし込むやり方、とてもお勧めです。
ぜひ、生活の色々なことに応用してみて下さいね。
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普段はコンサルタントの仕事をしておりますが、
幼児~大人まで幅広い教育に関心が強く、
教育関係の団体で活動もしております。
誰かの為に、
少しでも誰かの支えになれるようにと、
そんな気持ちを持って
主に教育、時々コンサル目線でのあれこれを
様々な観点から書いていきたいと考えております。
よろしくお願いいたします
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