志望動機の説得力UP!「真の企業研究」のやり方・方法 (1/2)
新卒や転職時の人事面接で、志望動機の話し方が分からない。そんな人は「企業研究」のやり方を再度見直してみましょう。希望会社の未来像を語れる社員こそが、採用内定へと辿り着けるのです。
こんにちは、人事戦略コンサルタントの藤田美智です。
前回のコラムでは、会社選びの重要な要素である、企業文化と人事制度について、お話ししました。
優れた企業文化を持つ会社は、社内人材の多様化を実現し、優れた人事制度は、そういった人材が活躍できるように支援します。
そのコラムを書き終わって思ったことは、「富士フイルム」と「コダック」という、フィルムを製造・販売する二つの会社のことでした。
両社とも、フィルムという同じ商品を取り扱っていながら、デジタル化という歴史の大波をまともにかぶった後に、全く異なる方向に進んで行くのです。
私は、その差を「企業文化と人事制度による差」だと考えています。
「企業は、存続してこそ価値がある」ということを語る人は少なくありませんが、時代の変遷とともに、そうとも言いきれないなという気がしています。
どういうことかと言いますと、優れたベンチャー企業は、大企業による買収のターゲットになりますし、優れた企業同士が互いを認め合って合併するということもあるからです。
ですから、私流に表現してみますと、こうなります。
いかがでしょうか。
具体的事例で、語ってみましょう。
私は、仕事の関係上、いろいろな所に泊まりがけで出かけますので、スマホに宿泊予約のアプリをいくつか入れ、利用しています。
私の中で、そのアプリの評価は、以下のようになっています。
- じゃらん → 掲載件数が多く、最も使い勝手がよい
- 楽天トラベル → 掲載件数は多いが、使い勝手で「じゃらん」に劣る
- 一休.com → 高級施設に特化。信頼感がある
- Y!トラベル → 既存の旅行代理店頼り。使い勝手悪し
他にも、ドコモ系、旅行代理店系など、いろいろとあるのですが、私的には、この4社しか利用していません。
ところが、このほど、Y!トラベルを運用しているソフトバンク子会社のヤフーが、一休に向けてTOBを実施し、完全子会社化することにしたのです。
私は、Y!トラベルと一休の関係がどうなっていくのか、その将来に大いなる興味を持っています。
一休を一休のまま存続させるのか、Y!トラベルに吸収するのか、はたまたY!一休のように合体系とするのか、考えるだけでも楽しくなります。
但し、ヤフーに、これだけはお願いしたい。
一休のスピリットは、存続させてほしい、と。
一休は、ベンチャーとして創業して以来、急成長を遂げてきました。
ヤフーとしては、出遅れたこの分野で、資金力にものを言わせ、力技に出たと言えます。
長々とヤフーと一休について語ってきたのには、理由があります。
ヤフーの親会社であるソフトバンクは、これまでも、いろいろな会社との合従連衡を繰り返して、巨大なグループを孫さん一代で築き上げてきました。
どうして、そういったことが可能となったのか。
それは、グループに新たに加わった会社の人材とスピリットを大切にしてきたからなのです。
ここからが、当コラムの本質です。
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こんにちは!藤田美智(ふじたよしとも)と申します。これまで、書籍・雑誌の編集、上場企業における広報、人事(主に採用・教育研修、人事評価制度設計)を長年にわたって経験。現在は、東京都港区赤坂に株式会社ネクサスグリッド(略称NG笑)を設立し、就職・転職・人事戦略・組織戦略をメインとする人事コンサルティングを展開しております。このコラムでは、仕事選び・就職・転職を成功させるために、何をどのように考えて行動に移していったらよいのかについて、お話しするとともに、企業における人材採用・育成の方法、その仕組みづくりについても解説してまいります。私は現在、社員のモチベーションUPを実現する人事制度設計・導入・定着のコンサルティングをメインとして仕事をしております。人事評価制度設計だけでなく、企業の人事戦略、組織戦略、事業承継ついても多様なコンサル実績があります。個別のご相談(無料=お金は一切いただきません)、講演、顧問契約等のご依頼、諸々のご相談は、メールにてご連絡ください。「ご連絡は以下のmail addressまでお願いします(●の代わりに@を入れて送信してください)」nexus.grid.akasaka●gmail.com
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