困った職場の同僚女子を分析!「ライバル意識が強い女性」の心理と対処法 (1/2)

会社の同期・同僚女子からライバル意識を持たれている。正直うざいですし面倒ですよね。ライバル意識が強い女性の心理を知り、ストレスでイライラしないよう対策を行いましょう。

執筆者: 石割美奈子 職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師

私、会社の女性からライバル視されてます!

 

こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。

 

身近に、妙にライバル意識を向けてくる同僚女子がいる方。

その対応に困ったことはありませんか?

「普通に接してくれれば良いのに」
「火花を散らしたくなんかない」
「職場では穏やかに過ごしたい」


同僚女子からのライバル意識に悩まされているあなたへ、その対処法を心理学の観点からお伝えします。

 

 

ライバル意識を向けてくる同僚女子の特徴

 

誰かにライバル意識を向ける人は、基本的に負けず嫌いでプライドの高い人だと考えがちです。

しかし、本当に負けず嫌いでプライドの高い人というのは、ライバル意識をむき出しになどしないもの。

 

それでは、ライバル意識を向ける人は、どのようなタイプの人なのでしょうか。

 

構って欲しいタイプ

あからさまにライバル意識を向けてくる同僚女子は、いわゆる「構ってちゃん」が多いようです。
構ってもらえ

るなら手段は選ばない、というタイプの可能性が高いでしょう。

 

認められたいタイプ

認められたい願望が強過ぎる人も、ライバル意識を持ちやすいもの。

そういった人の場合は、以下の2種類に分類できるでしょう。

 

  • ライバルから認められたいタイプ
  • ライバルに勝つことで、周りから認められたいタイプ

 

いずれにしても、他者から認められることを望んでいます。

 

アイデンティティーを確かめたいタイプ

人と比べることでしか、自分のアイデンティティを確立できないタイプもいます。
そういうタイプの人も、誰かをライバル視し、常にその人と自分を比較することで、心の安定を保とうとします。

 

コンプレックスのあるタイプ

また、ライバル意識を持ちやすい人は、ライバル視した人に対して何らかの劣等感やコンプレックスを持っています。
劣等感やコンプレックスを自分で認めたくないので、他の面で、ライバル視している相手に勝とうとします。


例えば、仕事に劣等感を抱いているけれど、ファッションセンスに自信を持っている人。

そう言った人は、仕事はさておきファッションでは絶対に負けない、といったライバル意識を向けてくるでしょう。

 

 

疲れるライバル意識…どう対処する?

同僚女子からライバル意識を向けられてしまうと、様々な弊害がありますよね。

 

ライバル意識を向けてくるタイプは、自己アピールが強くしつこい性格の人が多いです。

そのため、その相手をするのが億劫になって、職場に行くのが憂鬱になってしまうこともあるでしょう。

では、具体的にどのような対応をするのが良いでしょうか。

ライバル意識を感じたら「褒める」! 

まずは、とにかく相手を褒めます。

ダメ出しをしたら、負けまいとしてさらに火花を散らしてくるでしょう。

 

まともにやり合うのは逆効果

ライバル意識を向けてくる同僚女子には、突っ込みどころの多い人がたくさんいます。

 

しかし、矛盾点を突いて論破するなどはもってのほか。

ムキになってあなたに勝とうし、余計に絡まれること必至です。

 

先に負けを認めるが勝ち!

ライバル意識を向けてきたなと感じたら、サラリと褒めてみましょう。

 

「あなたってすごいね」
「私なんて勝負にならないよ」


彼らは、ライバルより上に立ちたいのですから、ライバルの方から先に負けを認めてしまえば良いのです。

構ってちゃんタイプであれば、殆どの場合、褒めまくることでライバル意識の炎は小さくなるでしょう。

 

褒めてダメならスルー。

褒めてみても、しつこくライバル視してくるタイプの同僚女子もいます。

「謙遜している」とか「実際には、あなたの方が勝っている」などと、勘違いしたり劣等感を増幅させる結果になるケースもあるでしょう。

 

よりこじれてしまう前に…

しつこくライバル視してくる場合には、スルーするのが得策です。

 

ヒートアップしている相手には、どれだけ言葉を重ねても効果がありません。
下手に弁解したりフォローを入れたりすると、余計にこじれることもあります。


ライバル意識については、触れないことが賢明です。

 

その場を離れてしまおう

上手くスルーするには、その場を離れるのが吉です。

 

言葉でかわそうとすると、結局、火に油を注ぐことになりかねません。
その場を離れられない場合には、多少強引にでも話題を変えましょう。

同じ土俵に上らない

 

相手が、空気を読めないタイプの場合、スルーしても気付いてもらえないこともあります。
そのような時でも、同じ土俵に上ってはいけません。

 
 コラムニスト情報
石割美奈子
性別:女性  |   職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師

えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。

スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。

2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。


【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。

また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。

得意な相談内容は以下のとおりです。

・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
・発達の特性を持つ方と親御さんの支援
・夫婦関係の改善支援
・親子関係の改善支援
・精神分析的リワーク(復職支援)
・職場の人間関係の改善支援

日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。

日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。


【メンタルコーチとして】
スポーツ選手の方、
難関校合格を目指す大学受験生さん、
コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。

勝利のために、夢を叶えるために、より良い対人関係のために。

精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります




コラムlatteでは心理学関連の記事を担当させていただきます。
ご覧くださった皆様にひとつでも参考にしていただける部分があるような、皆様の役に立つ記事を書き続けてまいります!


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