日本がテロの標的になったら?自分で出来るテロ対策
イスラム国(ISIS)の活動が世界で活発化する中、テロから身を守る方法をご存じでしょうか。日本でテロに巻き込まれた時の緊急対処法や、治安対策を覚えておきましょう。
日本の安全保障法制が大きな議論になったことは、記憶に新しいでしょう。
賛否両論があり「テロや国際的な脅威から国を守るための法案だ」と考える人もいれば「日本が戦争に向かっていく」と考えている人もいます。
ただ、現状で、世界がきな臭いことになっているのは確かです。
ここでは、この法案の賛否や正否には触れず「万が一、日本がテロに巻き込まれたらどうするか」を考えていきましょう。
東京都防災ホームページが出しているパンフレットに、テロから身を守る方法が書かれています。
地震が発生した際の初期行動に似ています。
- 窓や扉を閉める。
- 使用していた水道やガスを止める。
- 破損の危険性がある窓から離れ、身を守る。
- 避難時に備え、身を守れるような長袖を着用し、貴重品(特に免許証など)を持ち出せるようにしておく。
- 地下街や屋内に逃げ込むようにする。
- 車は路肩に停め、キーは差したままにする。
情報収集も大切ですので、ラジオやテレビを注視して下さい。
避難の指示が出され、取るべき行動が放送されたら、すぐに行動に移しましょう。
これは、他の災害時の状況下でも同じことが言えます。
テロは様々な形で起こります。
どのようにして、身を守れば良いのでしょうか。
この時も、やはり窓を閉め、現場から離れるようにします。
逃げる時には、落下物から頭を守るようにしましょう。
外に出られない状態になったり、がれき等に閉じ込められた時は、音を出して助けを求めましょう。
声を上げると喉を痛める可能性がありますので、できるだけ口は守るようにします。
また、助けを求めるサインとして火器を使うのは危険ですので、止めましょう。
化学兵器・生物兵器が使われた時
化学兵器は「何が原因か」をすぐに探るのは不可能です。
生物兵器においては、知覚することさえ難しいと言われています。
異常を感じたら、即、その場を離れるのが最上の対策でしょう。
避難時は、口~鼻を、ハンカチやマスクで覆い、密閉されている空間に逃げ込みます。
避難後、手・顔・体をよく洗って下さい。
家にいる場合は、窓のすき間を埋めるように、目張りします。
突如として起こる銃撃などから避け切るのは、非常に難しいでしょう。
ただ、その発生場所は限定的であることが多く、攻撃の瞬間には、屋内に逃げ込むのが良いと言われています。
テロは突発的に起こります。
当然、自分だけで全てに対処するのは不可能だと言えるでしょう。
しかし、その場で倒れこんだり、重症になったり、あるいは最悪の結果になることを免れられたのなら、その後に行える自己対策は数多くあるのです。
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Latte Columnist
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