猫の愛情表現・不機嫌行動8選!鳴き声やしっぽで気持ちが分かる。

尻尾の動きや泣き声など、しぐさや行動から猫の気持ちを知る方法を紹介。猫をペットとして飼っている人は、猫の愛情表現や怒りのサインを読み取りましょう。

執筆者: 堀内フローラ 職業:ブリーダー、ペットガイド
きまぐれ猫ちゃんの気持ちが知りたい!

「猫」の愛情表現について、知りたい人は多いのではないでしょうか?
猫についてはよく知らないと言う方のために、しぐさや行動から猫の気持ちを読み取る方法をご紹介します。

 

 

猫の愛情表現とは?
尻尾をピンと立てる

たいていの猫は、飼い主が帰ってくると、さっと駆け寄り、鳴きながらしっぽを高く上げて、足元にまとわりつきます。

しっぽをまっすぐにあげているのが、喜んでいる証です。

 

しっぽの短い猫は分かりにくいですが、しっぽの付け根を観察してみてください。
本人は、一所懸命にしっぽを上げているつもりです。

 

顔や体をこすりつけてくる

人の足に顔や体をこすりつけてくるのも愛情表現で、さりげなく自分のにおいを付けたりもしています。

 

耳が前に向いている

耳も前に向いており、目つきも優しい感じがします。

 

のどをゴロゴロ鳴らす

猫がリラックスしているときに、飼い主にのどや背中を撫でられたりすると、嬉しくてのどをゴロゴロと鳴らします。

 

猫とコミュニュケーションが取れているな、と感じられる場面ですね。

 

不機嫌なときの猫は、こんな感じ

では、猫が不機嫌なときはどうでしょうか?

 

 呼んでも「無視」を決め込む

呼んでも知らん顔をして、しっぽも動かさないか、先の方だけ揺らしたりしています。
耳だけぴくりとさせて、ちゃんと聞こえてはいるのです。

ご機嫌斜めのときに無理やりかまうと、猫はもっと機嫌を損ねてしまいます。

 

 眠い時の猫は、そっとしておくのが正解

または、単に眠たいだけかもしれません。

猫はたいへんよく眠る生き物です。

そっとしておいてあげましょう。

 

 

怒っているときの猫は?

あまり猫を好きでない人が近くに来たり、人懐こくない猫に急に近づこうとしたりすると、猫は怒ることがあります。

 

毛を逆立てて尻尾をぱたぱた振るのは、怒りの証!

体が緊張して、足を踏ん張り、全身の毛を逆立てて、しっぽをぱたぱたと振ります。

 

犬が嬉しいときにしっぽを振るので、猫も同じだと思ってはいけません。

猫の顔を良く見てみましょう。

 

低い声で唸るのは、相当怒っているとき

撫でようとして手を出せば、「シャー!」と鋭く鳴いて、威嚇してきます。
耳を寝かせて、目を見開いて、口もわずかに開けて牙を見せています。

 

低い声で唸っていたら、相当怒りが高まっている証拠です。

これ以上手を出したりすると、猫パンチを浴びたり、噛み付かれたりすることもありますので、気をつけましょう。

 

猫パンチで、引っ掻かれたら?

猫はすごい速さで爪を出したまま相手を叩き、引っ掻いてきます。

 

外猫の爪には、ばい菌がついていることがありますので、引っかかれたり、噛まれたりした場合は、すぐに消毒をしましょう。

跡が痛むときや、腫れてきた場合は、病院での診察をお勧めします。

 

 

しぐさや鳴き声などを観察して、

猫の気分を害さないように上手く付き合っていきましょう。

 
 コラムニスト情報
堀内フローラ
性別:女性  |   職業:ブリーダー、ペットガイド

犬のブリーダーをしています。動物に囲まれて生活していて毎日、多忙ですが、
色々な発見があり楽しいです。ペットに関してのご相談お受けいたします。