便秘で腸を汚さない!美腸になる食べ物と3つの生活習慣

辛い便秘を解消する方法をご紹介。便秘対策に心がけたい生活習慣とおすすめの食事メニューで、腸内環境の改善が期待できそうです。

執筆者: 笹生暁美 職業:フードデザイニスト
日本女性の半数が便秘!

こんにちは、フードデザイニストの笹生暁美です。

 

日本女性の約半数が、便秘の悩みを抱えているというデータがあります。

腸の健康状態が良い人は、体全体の調子もよく、肌トラブルが少ない傾向にあります。


ところが今の時代、腸内環境を悪化させている人が多いのが現状です。

 

 

腸の働きをおさらいしてみよう

体の健康の基礎は、腸内健康。
まずは腸の働きを見てみましょう。

 

消化、吸収

食べたものを体が使えるように消化し、体全体に送るために吸収します。

デトックス

食べ物に含まれる有害成分や毒素などを、老廃物として便と一緒に排出します。

免疫力

腸には、全身の免疫細胞のうちの約60%が集中しており、これらが、食べ物と一緒に入ってきたウイルスや菌に対抗します。


どれも生きるために大切な活動ですよね。
こんな大切な役割をする腸を、便秘で汚しておきたくありませんね。

便秘を解消するポイント

便秘は、腸が詰まっている状態です。

これらを改善していくには、2つポイントがあります。

  1. 腸のリズムを知ること
  2. 腸内環境を良くする食べ物を摂ること

 

腸のリズムを理解し、合わせてあげてあげよう

腸には腸のリズムがあります。

それに乗って上げることがポイントの一つ。

 

朝食を摂ることで、腸の運動を活発に!

腸では、1日に数回、食べ物や水分を取ることを合図に、ぜん動運動が起こります。
特に、朝が一番起きやすい時間帯です。

 

この時間を活用させるには、何かを食べること。
食べることが合図ですから、便秘に悩む方は、必ず朝食を取ることをお勧めします。

 

夕食は、就寝3時間前にとるのが理想

また、寝る3時間前には夕食を食べたいもの。

寝る前に食べてしまうと、お腹いっぱいの状態で眠ることになります。

 

睡眠中空腹でないと、「モリチン」が分泌されない!

夜の空腹は、腸にとって大切な時間なのです。

夜の空腹時に、消化器官を綺麗にしてくれる「モチリン」というホルモンが分泌されるからです。


夕食が遅くなるようでしたら、軽めのもので済ませてください。

腸のリズムに合わせて上げましょう。

「食物繊維」と「発酵食品」を積極的に摂ろう!

腸内環境を良くすることで便秘を改善するには、善玉菌のエサとなる食物繊維をたくさん摂ることです。

 

腸に良い食べ物は「ネバネバ、ぬるぬる」

食物繊維には、水に溶ける水溶性と、水に溶けない不溶性がありますが、腸内細菌の好みは「水溶性」。

代表的な食べ物は「ネバネバ、ぬるぬる」と覚えてください。

 

そう、納豆・海藻・オクラなどです。

 

 

納豆、ぬか漬け、甘酒、酒粕、味噌も

また、発酵食品もお勧めできる腸内美化食品です。

その理由は、発酵食品に含まれている乳酸菌等が、腸内細菌のエサになるから。


納豆・ぬか漬け・甘酒・酒粕・味噌。

身近にある発酵食品を、毎日のごはんに取り入れてみましょう。

 

おわりに

早食いは、便秘の要素の一つですので、よく噛んで食べることも大切です。

一気に食べることで腸内での分解効率が下がり、吸収や便を作るプロセスがスムーズに行かないからです。

 

便秘は、日々の積み重ねで起きてくること。

焦らず、じっくり取り組みませんか?

 
 コラムニスト情報
笹生暁美
性別:女性  |   職業:フードデザイニスト

主な取得資格
スイーツ:コルドン・ブルー ロンドン校にてサティフィケート取得
マクロビオティック:リマ・クッキングスクール師範科卒業
ローフード:アメリカ・LLCAIにて公認インストラクター取得