離婚や虐待の原因にも!育児ノイローゼの症状と対処法4つ (1/2)
子育てストレスがピークに達した女性が掛かる「育児ノイローゼ」、対策は行っていますか?原因と症状を把握し、適切な対処法を行わないと、離婚や虐待の原因にもなりかねません。
育児ノイローゼになる母親が増えていると言われて久しい現代。
特に昨今は、核家族化など、昔と比べて子育てに関する環境が変化したことで、ノイローゼになりやすくなっていると考えられます。
今回は、育児ノイローゼについて詳しく見ていきましょう。
育児におけるストレスは、子供を持つ親なら大なり小なり感じるもの。
それが積もり積もって、やがてノイローゼ状態にまで陥ってしまうことを、育児ノイローゼといいます。
育児ノイローゼを引き起こす原因は、環境と本人の性格が強いと言われています。
親との同居が出来ない家庭での子育てや、シングルマザーが陥りがちな孤独な子育て、出産の高齢化による女性ホルモンのバランスなども、育児ノイローゼが増えている理由と言われています。
育児ノイローゼになると、どのような生活支障が出てくるのでしょうか。
子育てはおろか、家事も家のことも全て何もできなくなってしまいます。
酷くなると、思うように体を動かすこともできず、だからといって何とかしようという気持ちすら出て来なくなってしまう時もあります。
それに加えて、不眠や過食、逆に食欲がなくなったりすることもあり、最終的には自分の健康状態を管理することもできなくなってしまいます。
子供の世話を一生懸命にしていた結果が、逆に何も出来なくなってしまうという、皮肉な状態を生み出してしまいます。
育児ノイローゼが本格的に酷くなり、適切なケアや治療を受けることが出来ずに放置してしまうと、子供への虐待という恐ろしい結果につながる恐れもあります。
精神的に追い込まれ、これまで大切に育ててきた子供に八つ当たりをしてしまうことも。
育児ノイローゼにより子供虐待を行う母親も、自分を責めがちになります。
自分を追い込んでしまい、うつ状態が悪化、そして症状がエスカレートするという悪循環を繰り返してしまうのです。
以下のような症状や傾向を感じたら、育児ノイローゼの兆候だと考えられます。
- 子育てが何をしても上手くいかないと感じる時がある
- 何もする気が起きない時がある
- 些細なことでも非常に怒りっぽくなってしまう
- 子供が居なくても食欲や睡眠があまり取れていない
- 急に悲しくなり泣いてしまう事がある
- 孤独感を感じる時がある
- 誰とも話をしたくなくなった
- 子供がかわいいと思えず、むしろ嫌いになってきた気がする
- 子供を叩いたり、暴力をふるってしまう時がある
育児ノイローゼになりやすい人の特徴としては、以下の項目が挙げられます。
- 何でも全力で頑張ってしまう
- ついつい無理をしてしまいがち
- 人に弱音を吐かない
- 弱音を吐ける環境がない
- もともとネガティブに考えすぎる性格である
- 周りに旦那、親、友人などの協力者がほとんどいない
- 子育て以外にも、ほかに多くのストレスを抱える環境にいる
- 子供と自分の二人だけの時間が長い
- 些細なことにイライラしてしまいがち
もちろん、このような特徴を持っていても、持ち前のバイタリティや環境で乗り切ってしまう人もいます。
地域によって色々ありますが、ほとんどの自治体では、行政の育児相談支援などがあります。
そこへ電話で育児相談をすることも有効です。
心の中に不安を抱えていたり、子育てで分からないことがある場合は、遠慮なく相談しましょう。
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