呼吸が浅いと疲れやすい!体調を良くする「胸式呼吸」のやり方

肩こり、腰痛、疲れやすい、病気がちといった体調不良の方の共通点は「呼吸が浅い」こと。「胸式呼吸」の簡単なやり方を解説します。

執筆者: 梅田 孝男 職業:整体師・気エネルギー療法師・カイロプラクティック師
無意識の呼吸、意識したことありますか?

こんにちは、梅田整体療院の梅田孝男です。

皆さんは、深呼吸ではなく、普段何気なく行っている無意識の呼吸を、どれだけ気にしたことがありますか?

 

日常では、お肌や髪型、食欲、体の柔軟性、そして深呼吸といったところは意識されるはずです。
ですが、無意識に行われる呼吸に関しては、それほど関心がないのではないでしょうか。

 

 

体調不良のときは、呼吸が浅い
肩こり、腰痛、疲れやすい、病気がちの原因は、体内の酸素不足だった⁈

肩こり、腰痛、疲れやすい、病気がちといった、体調不良の方の共通点に、この「普段の呼吸が浅い」ということが挙げられます。

つまり、体の中は酸素不足になっているということです。

 

本来の必要十分な空気の量を出し入れできる呼吸をしていないため、酸素の供給量は減り、血液はドロドロし、疲労回復のスピードが遅くなってしまいます。

呼吸が浅いとは、どのような状態か
胸郭の動きが小さい状態

肺を取り囲むように肋骨があります。

「胸郭」とも言いますが、この胸郭の動きが小さくなっていると呼吸が浅い状態です。

 

胸郭の周りの筋肉が硬いと、呼吸が浅くなる

胸郭の周りは、胸筋や腹筋背筋、肩の筋肉で覆われています。

また肋骨と肋骨の間には、肋間筋という筋肉があります。

 

つまり、これらの筋肉が硬いと、胸郭の動きが制限されてしまい、呼吸が浅くなってしまうのです。

 

呼吸が浅い ⇒ 肺の機能が低下 ⇒ 病弱体質

と同時に、肺の機能が低下して、100%の力が発揮できない状態にありますから、体質も病弱になるということです。

 

 

腹式呼吸だけじゃなく、「胸式呼吸」も意識しよう!
腹式呼吸は、横隔膜の動きを意識した呼吸

一般的には、お腹を意識する「腹式呼吸」が知られています。

 

簡単に言うと、お腹に息を溜めて、お腹から吐き出すような、横隔膜の動きを意識したものです。

横隔膜もとても大事ではありますが、それだけでは足りません。

 

胸郭の動きを意識した「胸式呼吸」で、酸素をしっかり取り込めるように

胸郭の動きを意識した胸式呼吸ができると、さらに良い呼吸ができるようになります。


息を吸うときには胸郭は広がり、息を吐くときには胸郭はしぼみます。

胸郭の動きを意識した呼吸が胸式呼吸ということになりますが、結果的には横隔膜もしっかり動いています。

 

胸郭の動きが良いということは、肺の機能が良くなるため、100%に近いレベルで、酸素をしっかり取り込むことができるのです。

 

胸式呼吸の簡単なポイント

立っている姿勢でも、椅子に座っている姿勢でもかまいませんが、顔を上げ、胸を張り、綺麗な姿勢で行いましょう。

そして、次の5つのポイントに気をつけてください。

  1. 息を吸うときは“鼻”から吸う
  2. 吸っている間は、お腹を膨らませず、胸郭を膨らませる
  3. 息を吐くときは、“口”から吐き出す
  4. 口を尖らせ、細く長く(7秒以上かけて)吐き出す
  5. 吐いている間は、さらにお腹を凹ましていく


3呼吸1セットとして、1日のうちで3セットを毎日繰り返しましょう。

 

 

おわりに

上のやり方で胸式呼吸を毎日続けると、普段の呼吸が良い呼吸になります。

すると、体質が変わって体に良い変化が出てきますよ。

 

簡単で、する場所も選びませんので、是非取り組んでみてください。

 
 コラムニスト情報
梅田 孝男
性別:男性  |   職業:整体師・気エネルギー療法師・カイロプラクティック師

群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。

2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。

施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/

厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員