子供に運筆力を身につけよう!手先を器用にする5つの室内遊び (1/2)

家庭で楽しく取り組める、「運筆力」を高める方法。数字や文字を無理なく書くために必要な指先のチカラを、小学校入学前の幼児期につけておきましょう。遊びながら自然と身につけることが可能です。

執筆者: 米田淑恵 職業:数教研千里中央教室 指導員
数字や文字を無理なく書くチカラ「運筆力」を高めよう!

こんにちは。数教研の米田淑恵です。


幼児期や小学校低学年の勉強といえば、計算問題や漢字学習などをイメージする方が多くいるでしょう。

確かに、文字を学び計算練習をすることも大切なことです。

 

ですが、こういった勉強の前にしておかなければならない学びをご存知でしょうか?

それは、運筆力をつけることです。

「手先、指先の力をコントロールできるようにすること」と言ってよいでしょう。

 

 

 

「手先を器用にすること」と「勉強」の関係

では、どうして手先を器用にすることが、勉強に関係あるのかを考えてみましょう。


幼児期を迎えると、多くの子どもは「もじ」「かず」に興味を持ちだします。

外出して看板などを見ては、「あれは『い』だね」「全部で4こある」といったことを、お父さんやお母さんに言いだすようになります。

 

ある程度の言葉を使えるようになり、自分の伝えたいことが相手に明確に伝わりだすと、今度は読むこと、書くことを知りたくなるためです。

この頃は文字の読みや数と数字を学ぶ良い機会になるでしょう。

興味を持ちだした時期が一番早く覚えますから、お子さんはあっという間にひらがなや数字を読めるようになります。

 

 

指の力がついてないと、鉛筆を持って書くことはできない

ですが、ここから「書き」の練習に進むとなると、少し事情が異なります。

というのも、エンピツを持たなければならなくなるからです。

子どもは最初は5本の指でモノをもつようになり、練習を繰り返して、次第に3本指でモノを持てるようになります。

この3本指を使うことが、エンピツの持ち方と文字を書く力に、大いに関係します。

 

自分の指をうまくコントロールできてはじめて、エンピツでの書きができるようになります。

となると、エンピツを持つようになるまでに、指の力をしっかりとつけておかなくてはなりません。

 

 

幼稚園や保育園でも、クレヨンで絵を描いたり、釘を打って工作したりする時間がありますね。

これは、手先を器用にするためにカリキュラムとしてやっているケースが多いです。

 

ですが、最近はあまり外遊びもしない傾向があり、自然に指の力が強くなって、いつの間にか器用になるようなことは少なくなってきています。

 

ですから、ご家庭でもできる運筆力をあげる方法を、ご紹介したいと思います。

 
 コラムニスト情報
米田淑恵
性別:女性  |   職業:数教研千里中央教室 指導員

こんにちは。
数教研千里中央教室の米田です。
豊中市・千里中央の新千里西町会館にて、週2回皆さんと楽しく学習しております。
子ども達の「わかった!」という言葉を聞くのが何よりうれしいです。
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