ストレッチは「〇〇しながら」が効果的!楽ちんダイエット&疲労回復術
「ながらストレッチ」が効果的なワケとは。テレビを見ている時間、オフィスでのデスクワーク中、ベットの中で出来る筋肉伸ばしのやり方。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
テレビを見ながら勉強する、ラジオを聞きながら家事をする、通勤しながら本を読む。
”ながら”の行動には、「時間を有効活用する」というイメージと、ひとつひとつの動作に集中できないので「かえって効率が悪い」というイメージの両方があるのではないでしょうか。
ストレッチや体ほぐしには、”ながら”で行うからこそのメリットもあるのです。
筋力トレーニングは、鍛えている筋肉を意識することで効果が高くなりますが、ストレッチはそうとも言えない面があります。
筋肉は、縮むのが仕事です。
筋肉が働く=縮むということで、筋肉が休む=ゆるむということです。
筋肉は自ら「伸びる」ことができないので、ストレッチは「伸ばされる」運動ということになります。
伸ばされるためには、「筋肉が働く=縮む」をしていると邪魔になりますから、「筋肉が休む=ゆるむ」状態でいることが理想的です。
筋肉は、意識すると働きたくなる性質があります。
ですから、筋肉を働かせたい筋トレは、「意識して」行う方がいいのです。
逆に、筋肉をゆるませておきたいストレッチの場合は、意識しない方がやりやすいことになります。
伸ばしている筋肉を「意識しない」ストレッチで、より体をゆるめたり、リラックスしたり、柔らかくしたりすることを考えると、”ながら”ストレッチはもってこいの方法です。
さまざまな”ながら”ストレッチの方法を見ていきましょう。
テレビを見ている時を想定しましょう。
注)下の写真では、両足を伸ばしています。
体側が伸びて、肩こり解消、四十肩予防、風邪予防、内臓機能アップ、わき腹すっきりなどに効果的です。
パソコン作業をしながら、椅子に座っている時を想定しましょう。
椅子に長時間座っていると、お尻や足腰を置く位置にクセが出て、固まってしまいがち。
骨盤を座面の上で円を描くように(腰骨で円を描くように)コロコロと転がしながら、パソコン画面を見て作業をしましょう。
腰回りがゆるんでほぐされ、とても気持ちがいいものです。
実は眠る前が、ストレッチのベストタイミングかも知れません。
ぼんやりしていて、もともとリラックスしているので、ベッドに転がった瞬間は、体を柔らかくするのに適しています。
食卓に座りながら足裏でゴルフボールをゴロゴロと転がしてマッサージしたり、長い人の話を聞きながら足首を回したりと、体をほぐすチャンスはたくさん転がっていますね。
取り入れやすい方法で試してみてください。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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