食パンは冷蔵庫より「常温」か「冷凍」で!カビを防止する保存のコツ (1/2)

パンを食べきれない時の正しい保存方法は?冷蔵庫に入れるより常温か冷凍がおすすめ。賞味期限内でも白カビ防止は

執筆者: 釘崎アンナ 職業:サブカル研究家
ショック!「パンにカビが発生事件」を解決せよ!

 

湿度が高くなる時期は、食品の保存方法に悩みますよね。

 

食パンを常備している場合、どうしてもカビ被害に遭いがちです。

パンは水分と栄養分があるため、カビにとっては好条件なのです。

 

今回はパンの正しい保存方法についてご紹介します。

 

 

常温保存で気を付けたいポイント

食パンは、湿気が多いとカビが生えてしまいます。

ただ、乾燥し過ぎても、水分が失われてパサパサになってしまうのです。

 

食パンを常温保存する際のポイント

  • 湿気が少ない
  • 直射日光が当たらない
  • 空気に触れさせない

 

おすすめの常温保存方法 

未開封の市販の食パンは、そのままで大丈夫です。

開封した物や手作りの食パンは、手間でも1枚ずつラップをするか、専用の保存容器で保存しましょう。

 

保存容器は、密閉度の高いタッパー形状の物や真空にできるタイプなどがあります。

 

食パンを長持ちさせる裏ワザ

アルコール度数の高いお酒(ブランデーなど)をコットンなどに染み込ませて、パンと一緒に保存。

アルコールの殺菌効果で、カビの発生を抑さえられます。

 

焼き立てパンの場合、必ず冷ましてから、袋や保存容器に入れるようにしましょう。
蒸れたままにすると、パンがべタついたり、カビの原因になります。

 

 

常温保存できる期間

常温での賞味期限は、2~3日程度になります。

冬場の乾燥した時期は、もう少し長くもつ場合もありますが、できりだけ早く消費しましょう。

 

食パンは冷蔵保存しても大丈夫? 

基本的にはおすすめできない

カビ対策としては、有効な冷蔵保存。

しかし、冷蔵室は乾燥しているため、パンの水分が失われ、でんぷん質も老化してしまいます。

 

結果、味が落ちますので、基本的には冷蔵庫保存はおすすめできません。

 

冷蔵保存できる期間

1週間前後は保存可能です。

ただし、味が落ちるのは覚悟しておきましょう

 

食パンを保存するなら冷凍がベスト!

パンをすぐに食べない場合は、冷凍保存が最も優れています。

冷凍の場合は、パンの水分も凍るため乾燥が防げるからです。

もちろん、カビの心配もありません。

 

正しく冷凍保存するには

おすすめの冷凍保存ですが、正しい方法で保存しないと、味が落ちるので注意して下さい。

 

食パンを冷凍保存する際のポイント

  • 1枚ずつ、ラップかアルミホイルでしっかり包む。
  • フリーザーバッグに入れてしっかり空気を抜いて、口を閉じてから冷凍庫に入れる。

 

できるだけ空気に触れないように、しっかり空気を抜きましょう。

なお、フランスパンの場合も、スライスしてから食パン同様に冷凍します。

 

 

冷凍保存できる期間

2週間~1ヶ月程度は、保存可能です。
ただし、保存期間が長くなればなるほど味が落ちます。

 

2週間前後を目安に食べるようにしましょう。

 

美味しい食べ方

冷凍状態のまま、トースターでトーストします。

解凍すると、パンがベタつくので注意しましょう。


また、アルミホイルで包んで冷凍したパンは、アルミホイルごとオーブントースターで焼くこともできます。

アルミホイルの熱電導効果で、パン全体に熱が行き渡り、美味しく焼き上がりますよ。

 

食パン以外のパンの保存は?
すぐに食べない惣菜パンは冷蔵庫へ

食パンの冷蔵保存はおすすめしないとご紹介しましたが、サンドイッチや総菜パンの場合は、具材が傷むのを防ぐために、一時的に冷蔵庫を使って保存しておくと安心です。

 

ただ、冷蔵保存するとパンが乾燥して不味くなるのは防げませんので、できるだけ早く食べるようにしましょう。

 

マヨネーズ等を使った総菜パンの冷凍はNG。具材が極端に不味くなってしまいます。