ダイエット効果も!南インドの薬膳カレー「ミールス」の健康効能とおすすめ料理店3選 (1/2)
アーユルヴェーダに基づいた南インド料理のカレー「ミールス」。ダイエットや健康効能アップにおすすめ。都内近辺のレストランも紹介。
こんにちは。管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。
暑い時期はスパイシーなカレーで元気をつけたくなりますね。
でも、カレーは高カロリー・高脂肪。
ダイエット中は食べられないと諦めていませんか?
実は、カレーの本場、その中でも南インドのカレーは、油が少なく、具も豆や野菜が中心。
その上、脂肪燃焼を促進させるスパイスが効いています。
まさに、食べて燃やすダイエットカレーなのです。
今回は、そんな南インドカレーの特徴と、日本ではまだ数少ない南インドのカレー薬膳「ミールス」が食べられるお店をご紹介します。
南インドでは、世界最古の医学「アーユルヴェーダ」が浸透していて、古来から「アーユルヴェーダ」の考え方をベースにした食生活や生活習慣が続けられています。
アーユルヴェーダの目的は、心身ともに健全に幸せになること。
南インドの日常食であるカレー定食「ミールス」は、アーユルヴェーダの考え方に基づき、体のバランスを整える献立構成となっているので、食事をすることでカラダの調子が良くなります。
和食の「一汁三菜」の考え方とも通じるものがありますね。
インドカレーというと「ナン」のイメージをお持ちではないでしょうか?
本来ナンは、北インドだけのもの。
南インドは、お米を栽培している地域で、カレーに合わせるのは「ご飯」です。
日本では、インドカレーというと、ムンバイよりも北のエリアの「北インド」カレーのイメージが強いのだとか。
北インドのカレーは、玉ねぎをじっくり煮込み、アブラやコクも多いタイプです。
一方、南インドのカレーは、さらさらタイプ。
カレーというよりも、野菜の入ったスパイススープという感じです。
そんな南インドの日常食が、カレー定食「ミールス」。
二汁三菜カレー定食という感じです。
大きなお皿(タリー)に小さなボールに入った数種のカレーやおかずを盛り付けるのは、北インドのタリーと同じですが、南インドの「ミールス」は、バナナの葉の上に並べられることが多いことも特徴です。
ミールスに登場するお料理の主なものをご紹介します。
トゥールダールという豆と野菜を煮込んだ、ミールスに必須のカレー。
トマトとタアリンドという酸っぱい果実がベースのさらさらカレー。
別名「ペッパーウォーター」まさに飲むカレーです。
野菜のスパイス炒め。
野菜や豆、肉をスパイスで炒めてさらっと煮たカレー。
最後にヨーグルトをかけて食べるシメのご飯が南インド流です。
豆をすりつぶしたおせんべい。
そのままでも、割ってご飯に振りかけても。
インド全土で食べられているパン。
甘くないクレープのようなパンです。
この中で、サンバルとラッサムは日本で言うお味噌汁のようなもの。
味噌汁かけごはんのようにさらさらっとイケます。
豆やトマト、野菜、ヨーグルトなど「アーユルヴェーダ」でいうカラダのバランスを整えるために絶妙なバランスで組み立てられた定食が「ミールス」なのです。
最後に、本場の南インドのカレー薬膳「ミールス」が食べられる、お勧めのレストランを3店ご紹介します。
Andhra Dining Ginza(アーンドラダイニング銀座)は、ベジタリアンインド人ご用達の南インドアーンドラ・プラデシュ州のカレー屋さん。
本場の味とハイソなインドの雰囲気も楽しめます。
「Andhra Dining Ginza」
住所:東京都中央区銀座1-8-2 銀座プルミエビル2F
TEL:03-3567-4005
八重洲地下街でひときわ行列ができているお店です。
おかわり自由のご飯は、ターメリックライスとバスマティライス(インディカ米)の2種類。
ピクルス食べ放題も嬉しいですね。
「エリックサウス八重洲店」
住所:東京都中央区八重洲2-1 (八重洲地下2番通り)
TEL:03-3527-9584
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管理栄養士としてクリニックでのダイエットや腸活アドバイスなど2000人以上の相談業務に携わってまいりました。
アーユルヴェーダセラピスト、風水鑑定士の資格もあり、このコラムでは西洋医学の栄養学だけでなくインド、中国の叡智を取り入れた新しい健康アドバイスをご紹介します。
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