”喧嘩相手を許さない人”は損してる!自分から謝ることで人間関係は改善できる。
彼氏や恋人、家族、友達と喧嘩した。どうしても許せない!それでも自分から謝ることで、面倒な人間関係が改善されていくのです。
人間が集まれば、争いが生まれてしまうことってありますよね。
仕事での意見が食い違いや、恋人同士のバトルであっても、ぶつかるのは自分が正しいと思えばこそ。
意地を張るのをやめ、どちらかが折れる役を買って出ない限り収まりません。
ここはひとつ自ら「悪役」に名乗りを上げ、ビッグな度量を見せつけてやりませんか?
昔から「喧嘩両成敗」とはよく言ったもので、どちらも同等に罰せられるべきだとされたようですね。
力関係や立場が似たレベルなら、双方が同じ処分を受ければ収まりそうなもの。
ところが現実のもめ事を見てみると、残念ながらそんな単純な状況ばかりではありません。
「向こうがこう言った」、「いや言わない」と収拾がつかないほうが多いのではないでしょうか。
まず第一に保身を考えるような人もいれば、立場を譲れない場合など、事情もさまざま。
夫婦喧嘩にいたっては、実際のところ悪いのは五分五分だと言いますよね。
その顛末ですが、どちらも譲れないなら離婚になってしまうわけです。
ビジネス交渉の場では、歩み寄りや譲歩の姿勢がどちら側にもなければ、白紙撤回になります。
熱いバトルも冷戦も、乗り越えようとするなら、どちらかが折れるしかありません。
自分の意見や価値観・考え方というのは、自我や意地、頑固さと全部つながっています。
少し飛躍して聞こえるかもしれませんが、喧嘩の土俵の上では同類です。
戦いを少しでも早く終わらせたいなら、自分から「悪役」をかぶってしまうのが一番。
つまり自分の悪い部分や、「非」を先に認めてしまおうということなのです。
せっかく「非」を認めるなら、大胆に範囲を拡げてみると、より効果が実感できます。
実は「非」の部分というのは、裏返してみれば「弱点」のようなもの。
自ら弱みをさらけ出すことは、恥ずかしかったり、悔しかったりしますよね。
だからこそ相手は潔さを見せつけられたようで、「借り」を作ったような気持ちになりやすいのです。
どんな間柄であっても、押したり引いたりといった力加減は、誰でもしているのではないでしょうか。
空気を読み取り、お互いの温度差をうかがったりもしています。
人間関係に欠かせない言葉のキャッチボールですが、悪気がないのに地雷を踏んでしまうことだって珍しくありません。
全く同じ内容の発言だったとしても、受け取る側の状況や精神状態などにより、相手の反応も都度違ってきます。
極端なことをいえば、もめ事や喧嘩になるかならないかは、タイミングも大きいということです。
そう思うだけで、人間関係のわずらわしさも少しは軽くなるかもしれませんね。
よほどの聖人君子でもない限り、やはりその時の気分や体調などによっても、受け取り方に影響しますよね。
だからこそ、自ら「悪役」を買って出ることは、「人間度」を底上げする大らかさも育ててくれるはず。
そして、相手からも一目置かれるような懐の深さも、きっと育ててくれることでしょう。
人間関係は、ある意味「鏡」のようなもの。
向き合った相手のなかに、もうひとりの自分を探しているということなのでしょうか。
自分自身の長所だと思っていた部分が、実は短所だったと気づくようなものなのかもしれませんね。
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公私ともに海外経験が豊富。旅とゴルフをこよなく愛す「とりあえず離陸型」で、向こう見ずなところも。好奇心旺盛で情に厚く、人を楽しませるのが大好きな性格です。座右の銘は「遊心忘るべからず」。よろしくお願いします。
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