空室対策、家賃滞納…「不動産投資」は失敗しやすい?素人が賃貸物件で注意すべき3つのポイント

初心者が陥りやすい不動産投資のリスクとは?低金利下、安定収入が見込める不動産投資ですが、‎失敗する危険性が高く、リスクも大きいという意見も。

執筆者: 荒川雄一 職業:国際フィナンシャルコンサルタント
失敗する!?不動産投資のリスク

こんにちは、国際フィナンシャルコンサルタントの荒川雄一です。

 

前回は、不動産投資のメリットやポイントを解説しました。
ただ巷では、最近「不動産投資」に対してネガティブな見方もあります。


そこで今回は、不動産投資のリスクについても考えてみましょう。

 

 

不動産投資に否定的な人の意見は

不動産投資は「失敗する危険性が高く、失敗した時のリスクも大きい」という見解を持っている人たちもいますが、その真意は、どこにあるのでしょうか?

不動産投資に否定的な人の理由としては、次のようなことが挙げられます。

 

  • 賃貸物件は、供給過剰でビジネスにならない
  • 多額な自己資金が、必要である
  • 投資用不動産は、過度なセールスが多い
  • 素人に不動産投資は難しい など

 

本当にそうだと言えるのか、それぞれ見ていきましょう。

 

 

賃貸物件は、供給過剰でビジネスにならない?
そうとも言えない。

確かに最近の不動産市場をみていると、新築賃貸物件が多く建築されており、今後人口が減少していく日本国内を考えると、空室率が高まり、ビジネスにならないといった見方もあります。


ただ、不動産は、有価証券のように同じものが二つとありません。
また、この時期でも地価が上昇しているエリアもあります。


従って、立地条件や物件の“質”を見極めることが、重要なポイントと言えます。

多額な自己資金が、必要?
リスクを抑えたいなら、自己資金が多い方が良い。

不動産は、他の投資商品に比べ、高額なため、確かに多くの資金が必要です。

 

そのため、最近では、必要資金のほとんどを、ローンで賄う取引もみられるようになってきました。

投資家からすると、自分の資金をほとんど用意する必要がないので、気楽に投資が可能ですが、反面、長い期間借金を背負い続けなければならず、支払金利も考えると、かえって自己資金を少額にすることはリスクを高めることにもつながります。


逆に、多額な自己資金を用意できる投資家が、よりリスクを抑えた不動産投資を行うことが可能となるのです。

 

投資用不動産は、過度なセールスが多い?
こんな営業マンには要注意!

投資用不動産を専門に販売する営業マンの中には、過度なセールスを行うケースも実際に見かけます。

 

  • 「節税対策には、マンションが一番適しています」
  • 「この物件は、将来必ず値上がりが期待できる物件です」 など


このような、誇張したセールストークで、物件を勧める営業マンです。

 

こういった会社から不動産物件を購入するのは、確かに要注意です。

 

信頼の おける不動産会社を選ぶのが大切

しかしながら、このような業者はあくまでその一部です。


要は、「一番」とか「絶対」といった言葉を用いる会社や営業マンとは付き合わないことです。
信頼がおけ、しっかりとコンサルティングをしてくれる不動産会社を選ぶことが、まずは第一歩です。

 

素人に不動産投資は難しい?
知識なく始めると、確かに大変!

不動産投資は、お金の工面ができれば、比較的簡単に始めることができます。

ただ、ほとんど知識なく始めると、法律、税金の問題、ローン返済、資金繰り、空室対策、滞納問題などに直面した時に、適切に対応することができません。

 

経営者としての「自覚」と「勉強する姿勢」が必要

従って、そのためには、まずはしっかりと不動産投資についての知識を身につけるとともに、必要に応じて「プロパティマネジメント(資産管理)」ができる不動産会社などを活用するのがお勧めです。

 

不動産投資は言い方を変えれば、「不動産賃貸経営」をするということです。
経営者、事業者としての意識がないと、不動産投資で失敗するケースが多いのは事実なのです。

まとめ
  • 不動産投資は、「物件選び」や「ローンの組み方」、「運営管理」が重要
  • そのためにも、優良な不動産会社と付き合う
  • そして、不動産賃貸経営者としての自覚と勉強(努力)は不可欠である

 

おわりに

不動産投資は、ビジネスとして行う以上、様々な知識や情報が必要です。
ただ逆に言えば、「しっかりと準備をして取り組めば、きちんと成果を出すことができるビジネス(投資)である」とも言えるのです。

 コラムニスト情報
荒川雄一
性別:男性  |   職業:国際フィナンシャルコンサルタント

投資顧問会社IFA JAPAN®株式会社ほか、リンクスグループ3社の代表を務める。現在、経営コンサルタントのほか、金融機関に影響を受けない独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)として、国内外の金融商品を用いた「ポートフォリオ・マネジメント・サービス(PMS)®」の評価は高い。
また教育にも力を入れており、講演回数は800回以上。その他、日本経済新聞社、各マネー誌、フジTVなど執筆、出演も多数。

■ライセンス
経済産業省登録 中小企業診断士
国土交通省登録 公認 不動産コンサルティングマスター
日本FP協会認定CFP® 他

■メディア実績(執筆、取材など)
 ・日本経済新聞 、日経ヴェリタス 
 ・納税通信、税理士新聞
 ・富裕層向け雑誌「ミリオネア」「NILE’S NILE」
 ・フジテレビ「とくダネ!」、テレビ朝日「やじうまテレビ!」など

■著書
「海外分散投資入門 ―日本が財政破たんしても生き抜くためのノウハウ―」
(Pan Rolling社)
「海外ファンドのポートフォリオ」(Pan Rolling社)
「着実に年10%儲ける海外分散投資入門」(実業之日本社)
「投資のプロが教える初心者でも失敗しないお金のふやし方」(IFAメディア出版)

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