[今すぐできる感染症対策]インフルエンザやマイコプラズマ肺炎…”呼吸器感染症”を予防する2つの方法
冬のうつる感染症代表インフルエンザと、マイコプラズマ肺炎を併発する人が急増中。有効な予防対策方法が2つあります。
冬シーズンの感染症といえば、インフルエンザ。
重症化しないよう、毎年、予防接種を受ける方も多いのではないでしょうか。
最近では、このインフルエンザと同時に、マイコプラズマ肺炎にも掛かってしまう方が増えています。
- マイコプラズマ肺炎
風邪と似た初期症状であるため、誤診されることも多い感染症。
2週間以上の長期にわたる咳や夜中の激しい咳、お腹周り下痢などの症状が特徴の一つです。
通常、マイコプラズマ肺炎のピークは10月などの秋頃。
ですが気温の低下が早いシーズンですと、空気も下がり湿度も低下します。
そのため、インフルエンザウイルスも早い段階で活性化し、マイコプラズマ肺炎と併発してしまう人が急増していると、呼吸器感染症に詳しい、池袋大谷クリニックの大谷義夫先生は語っています。
インフルエンザだけでも辛いのに、マイコプラズマ肺炎まで併発してしまうともう大変。
咳やら下痢やら、高熱やら…免疫力が低下している身体には、非常に危険です。
家族や友人、職場にもうつる呼吸器感染症は、掛かる前に予防することが何より大切です。
大谷先生がおすすめする、2つの予防法を見ていきましょう。
インフルエンザウイルスは湿度が20~30%で活性化し、猛威を振るいます。
逆に活性が低下するのは、湿度50%以上の状態。
加湿器でウイルスの動きを鈍らせるのもいいですし、マスクで喉の乾燥を防ぐのも良いでしょう。
基本的には手を洗ってからの装着が望ましいです。
効果的につけるために、鼻と口の両方を覆うようにしましょう。
より顔に密着するように鼻の部分に金具が入っている場合には、しっかりと鼻の形に変形をさせます。
また、不織布マスクのようにひだが付いている場合でも、しっかりと伸ばして顎まで覆うようにします。
いくら外部からウイルスをガードしても、体の免疫力が衰えていては防げるものも防げません。
免疫力を高めることで、感染症ウイルスだけでなく様々な病気、ストレスによる悪影響から心身を守ることが出来るようになります。
免疫力を高める成分といえば「ビタミンC」。
ビタミンCといえばレモンが思い浮かびますが、実はそれほど所有量は多くありません。
果物ならアセロラや柿、キウイ。
野菜ならパプリカやパセリ。
飲み物ならローズヒップなどが特におすすめです。
免疫力を高めるビタミンCだけでなく、喉や鼻などの粘膜を保護するビタミンA、疲労回復や新陳代謝に効果的な亜鉛、基礎体力をつけるタンパク質などを含んだ食材をバランスよく摂ることで、風邪の予防が期待できます。
また、ビタミンCは大量に摂取しても吸収分は同じ。
余った分は尿などで排出されてしまいます。
そのため、一気に摂取するより、数時間おきにこまめに取るのが効率的です。
また、サプリメントよりは食品で摂取した方が吸収もよいでしょう。
ビタミンCは50mg以下の量ならほぼ吸収されますが、サプリメントなどで500㎎以上を一度に摂取した場合は吸収率が下がるとされています。
呼吸器感染症はダブルで感染すると、大人の体力でも地獄を見る羽目になります。
併発する人が増えているとのことですので、予防に力を入れてお過ごしくださいね。
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