整体院院長が明かす業界裏話!未熟な施術やセミナー運営に騙されるな

整体院やマッサージ店、リラクゼーションサロンなどの施術業界は、チェーン店も多数存在し、今や飽和状態。ひどい治療院も増えています。施術業界の裏話を聞いて、気をつけましょう。

執筆者: 梅田 孝男 職業:整体師・気エネルギー療法師・カイロプラクティック師
施術業界の裏話。こんな整体院やマッサージ店には行ってはいけない!

こんにちは、梅田整体療院の院長の梅田孝男です。

ここ数年であちらこちらに、整体院やリラクゼーションのチェーン店、接骨院などの店舗が次々とオープンしています。

これにより、技術や目的・金額等、患者様の欲する形の選択肢が増えてきました。

 

とはいえ、むしろ店舗や人材の増加に伴い、飽和状態となっていると言えます。

そうした中で、患者さんがひどい目に遭う危険性も高まっています。

 

 

施術業界は、こうして飽和状態に

私が整体の学校に通い始めた1998年頃は、地元群馬県では整体を教えてくれる学校や団体は5つほどしかなかったと記憶しています。

 

それが、2000年を過ぎた頃から、柔道整復師や針灸の専門学校が増えてきました。

そして、2005年頃には、あちこちで様々な整体や独自の手技等のセミナーが行われるようなってきました。

 

元々の治療技術のみならず、美容やダイエット、体のことに関して、細分化・専門化・多目的化がどんどん進んでいます。

 

宣伝方法だけが上手な「セミナー」も存在する!
より収入を得るため、治療家からセミナー屋に

本物の技術は、関わる人皆を幸せにします。

それを目指して施術家や治療家を生業としたにも関わらず、なかなか思っているような結果がついてこないという現状もあります。

 

治せない現実、不規則な収入、自身の体力面の問題等、生業としてのやりくりの難しさがあります。
確かに、私も一人で施術を行っていますが、1日でできる仕事量には限度があり、当然、収入にも頭打ちが存在しています。

 

そんな現状を脱却するため、より収入を得たいがため、セミナーを始める治療家がいます。

1時間で患者さん一人分の収入を得るより、ともすれば1時間で数人分もの生徒さんからの収入が得られる“セミナー屋”の方が儲かる、となってしまうのです。

 

治す技術のない講師が、治せない治療家を量産…

極端な話、生徒さんに教えるということは、生徒さんを治すことではないため、知識や技術を見よう見真似で伝えるだけで成り立ってしまいます。

 

その結果、治せない治療家が、治せない治療家を育てているようなセミナーも存在しているのです。

上手な宣伝方法と言葉巧みなセミナー屋が存在しています。

だから、治療に対して受身ではダメ!
あなたを担当するのは、未熟な治療家かも?

数日間のセミナーの勉強を終え、そのまま施術スタッフとなったり、開業できてしまう現状があります。

このことは、技術や対応に未熟な治療家が現場に立っている、ということです。

 

儲けのためには、むしろ「治らない」方が好都合!

治せない治療にいくら通っても治るわけがありません。

むしろ、治らないで通っていただいた方が儲かります。

 

割安に感じる回数券も、本当はお得ではありません。

購入していただいた後は、来なくなってもかまわないからです。

 

経営主体の治療院も少なくありません。

ただ、無駄なお金の支払いで済めば、まだマシです。

 

お金が無駄になるより、怖いのは…

一番怖いのは、治療事故です。

 

お金も大事ですが、治療事故は心と体を更に弱らしめます。

未熟な治療には注意しなければなりません。

 

“怖い”“おかしい”と思ったら、治療の途中でも中止するべきです。
受身にならず、積極的に治療に参加し、質問や発言等、遠慮なく声を上げてくださいね。

 

 
 コラムニスト情報
梅田 孝男
性別:男性  |   職業:整体師・気エネルギー療法師・カイロプラクティック師

群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。

2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。

施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/

厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員