女友達からのマウンティング!彼氏自慢の対処法を臨床心理士が解説

女友達のマウンティング!彼氏自慢がうざいときの対処法を、臨床心理士が紹介。女同士の格付けカースト制度に利用されやすい「彼氏」の自慢をどうスルー

執筆者: 石割美奈子 職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師
女友達からのマウンティング対処法!彼氏自慢編

 

こんにちは、 えむ心理研究室の石割美奈子です。

自慢話もたまにならいいですが、たびたび聞かされ、しかもマウンティングが目的なのが透けて見えるときには「もう友だちやめたい…」とすら思うものです。

今回は、女友達のマウンティング的な彼氏自慢が鼻につくときの対処法を、さらに細かくタイプ別にして考えていきたいと思います。

 

 

彼氏自慢対処法1. 主導権を握りたがる「負けず嫌いタイプ」の場合

負けず嫌いで、どんなことでも相手に勝ちたいというタイプの彼氏自慢女子は、とにかく関係性における主導権を握りたいと考えています。

このタイプへの対処法は、決して同じ土俵に乗らないこと。
負けず嫌いなマウンティング女子の自慢話に対して嫌な気持ちになるということは、対等な立場で勝負してしまっているからです。

 

自慢話をし返すのはNG!

また、「そっちが自慢するならこっちだって…」とあなたが自慢話をするのはご法度。
負けず嫌いな彼氏自慢女子は、「自慢を聞かせる側」にしかなりたくありません。

たとえ友だちでも、他人の自慢話を聞くのは絶対に嫌なのです。

 

自慢合戦になってしまったら、確実に面倒なことになります。

下手に戦おうとせず、さっさと勝ちを譲ってあげましょう。

 

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彼氏自慢対処法2. 「羨ましがらせることで快感を得るタイプ」の場合

友だちに自慢話を聞かせ、羨ましがらせることで快感を得るタイプの人もいます。
マウンティングとはちょっと違い、こちらは…言い方は良くないですが、分かりやすく表現するならサイコパス気質だということです。

 

抵抗せずに羨ましがってあげよう

このタイプの彼氏自慢女子には、羨ましがっているふりをするのが吉。
負けず嫌いなマウンティング系彼氏自慢女子の場合と同様、「絶対うらやましがるもんか」などと下手に抵抗してしまうと、とことんバトルになってしまいます。

しかも羨ましがらせるのが目的の彼氏自慢女子は、負けず嫌いタイプよりも陰湿で粘着気質であることが多いです。
ねちねちとした自慢を延々と聞き続けたくないなら、わかりやすく羨ましがってあげましょう。

彼氏自慢対処法3. 「恋愛アドバイスしてくるタイプ」の場合

自慢とともにアドバイスしてくるタイプの彼氏自慢女子は、本当は自分に自信がありません。

でも、人の役に立ちたいから必死に「成功体験談」として、自慢とアドバイスをしてくるのです。

とはいえ、無意識的には「自分は周りより優れていたい」という思いがあることが多いので、マウンティング系の彼氏自慢女子に分類できると思います。

 

「役に立ってるよ」と伝えると、満足して落ち着くことも

このタイプの人に対しては、まずは「あなたのアドバイス、役に立ってるよ」と伝えてみましょう。
自慢とアドバイスをしてくる人は、他人から認められたい気持ちから行動しているので「認められた」と思えば自慢やアドバイスが落ち着くこともあります。

 

アドバイスが増えてしまったなら?

ですが、調子に乗っちゃったのか、むしろアドバイスが増えたんだけれど…という場合は、「私は別の方法でがんばりたいから」「自分で考えて行動したいから」ときっぱり伝えましょう。

「困ったときには相談するね」と言ってあげるのも効果的です。
頼りにされている感を得て、じゃあ相談されるまで待とう…とアドバイスを控えるようになることが期待できます。

 

しばらく経つと、自然と直る可能性もあり

また、このタイプの彼氏自慢女子は、基本的には意地悪でなく素直な人も少なくないので、自身の恋愛がうまくいったことによる「はっちゃけモード」が落ち着けば、自慢やアドバイスではなく、お互い必要な時に励まし合うだけでいいんだとわかってくれる可能性があります。


ですので、「距離を置きつつ、はっちゃけモードがおさまるのを待つ」というのも対処法のひとつです。

 

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彼氏の自慢をし合う「泥沼マウンティング合戦」は回避したい

マウンティング系彼氏自慢女子は、もともと「周りの人より自分が上でありたい」という少々過剰な野心を持っています。
野心が満たされれば、こちらに構ってくることは少なくなるでしょう。

「相手の彼氏の自慢話」をキッカケにして大喧嘩に発展した…なんて、虚しいですよね。

そんなことでカッカするだけ無駄だということを、常に頭に置いてください。

彼氏自慢女子の心を上手に見抜いて冷静に対処すれば、「泥沼マウンティング合戦」を回避することができるでしょう。

 
 コラムニスト情報
石割美奈子
性別:女性  |   職業:臨床心理士 メンタルコーチ プロ家庭教師

えむ心理研究室室長、臨床心理士の石割美奈子と申します!よろしくお願い致します。

スポーツトレーナー、メンタルコーチ、心理相談員の経験を経てさらに心理学を深く学ぶ必要性を感じ、東京国際大学大学院臨床心理学研究科(博士課程前期)を修了。
臨床心理士の資格を得て、心理カウンセラー、メンタルコーチ、スポーツメンタルトレーナー(テニス・バレーボール等)、およびプロ家庭教師として活動しております。

2013年、心理学・教育学・スポーツ科学の統合的な研究と専門性を活かしたメンタルサポートをポリシーとする「えむ心理研究室」を立ち上げました。


【臨床心理士および「家庭教師カウンセラー」として】
心理カウンセラーとしては、精神分析を専門としており、主にカフェにてカジュアルなかカウンセリングを提供しています。
訪問心理療法、オンライン相談も承っております。

また、全国でも珍しい【臨床心理士でありプロ家庭教師でもある「家庭教師カウンセラー」】として、ご近所から遠方にお住いの方まで、幅広く学習支援と心理的な支援を同時にさせて頂いております。

得意な相談内容は以下のとおりです。

・不登校・ひきこもりの方と親御さんの支援
・発達の特性を持つ方と親御さんの支援
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・親子関係の改善支援
・精神分析的リワーク(復職支援)
・職場の人間関係の改善支援

日常生活ではなかなか得られない、心理的な洞察を深める和やかな相談時間をお約束します。

日本では「カウンセリング」というとまだまだ抵抗のある方も多いかと存じますが、より充実した日々を送るためのツールのひとつととらえて頂ければ光栄です。
どうぞお気軽にご相談ください。


【メンタルコーチとして】
スポーツ選手の方、
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コミュニケーションに課題を感じる方を対象に、
メンタルコーチングをさせて頂いております。

勝利のために、夢を叶えるために、より良い対人関係のために。

精神分析を主軸とした自己洞察やイメージトレーニング、ロールプレイングなどを通じて一緒にがんばってまいります




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