夫と離婚…心の傷はどう癒す?離婚後の辛い気持ちを、メンタルケア心理士が解説

夫と離婚した。辛い、悲しい気持ちを癒すメンタルケア方法を紹介。離婚して傷ついた心のストレスを減らす対処法を、メンタルケア心理士が解説します。

執筆者: 桜井 涼 職業:メンタルケア心理士、コラムニスト
夫と離婚…辛い心の傷をどう癒す?

こんにちは、 メンタルケア心理士の桜井 涼です。

人生の中で、大きなストレスとなる事柄の中に「離婚」があります。
外見上は何ともないように見える・感じることが多いのですが、内面は相当傷つき、メンタルはダウンしていることがほとんどです。

離婚は、大きな決断です。

切り出した方も切り出された方も、少なからず心に傷がつきますので、離婚時はメンタルをリセットして心を整えることが必要になります。

 

 

離婚して心が傷つくと、不安や怒りがストレスに変わる

今まで一緒に生活してきたパートナー、ずっと一緒にいると決めていたはずなのに、別々の人生を歩まなくてはいけなくなることで、心は傷つきます。

 

世間体やパートナーの裏切りなどから起こる怒り、経済的な不安や罪悪感など、離婚に関わってくるさまざま不安や怒りがストレスと感じるのです。

 

ストレスの中で一番大きい気持ちの状態が、「孤独感」です。

自分は誰からも必要とされていないという気持ちが強くなってしまいます。

 

その結果、次のようなメンタルヘルス障害が起こることがあります。

 

引き起こされる症状
  • 抑うつ状態(気分の落ち込み)
  • 強い不安感
  • 起死念慮(死んでしまおうかと考えてしまうこと)

 

心がストレスで弱っていると、体にも影響が出てきます。

 

  • 注意力散漫でケガをしやすくなる
  • 自律神経の乱れで免疫力が低下し、病気にかかりやすくなる
  • 不眠や食欲不振 など


こうした離婚のストレスが原因で、うつ病になってしまったり、アルコール依存症になってしまうことは珍しくありません。

 

離婚後の辛いメンタルをリセットする方法

離婚でメンタル的にダウンすることがあっても、半年から1年ほど時間が経過する中で、傷が少しずつ塞がっていきます。

いわゆる「時が解決してくれる」という状態です。

 

ですが、1年ほどは離婚した事ばかり考えてしまって、自分を責め続ける状態になるケースが多いようです。
これでは、悪化してしまうこともありますので、リセットすることが非常に大切です。


リセットするための5つの方法を見てみましょう。

リセット方法1. 体を動かす

家と会社の往復の中に、体を動かす活動を組み入れましょう。
ジョギングでも散歩でも、体を動かすことであれば何でもいいです。
汗をかくくらいの運動量があると、気分が上がりやすくなりますし、睡眠も取りやすくなります。

リセット方法2. 泣く

「涙活(るいかつ)」という、泣いてストレスを体の外に出すストレス解消法があります。
悲しい映画を観たりすることもいいでしょうし、離婚で失ったことを悲しんでみるのもいいでしょう。

心からの涙を流すことで、ストレスを発散させることができます。

 

リセット方法3. 人と話す

離婚した後、すぐにやってくるのが「孤独感」です。

 

1人きりでいると余計に孤独を感じてしまうため、孤独感があることを人に話しましょう。

カウンセラーでもいいですし、信用できる友人や知人でも構いません。

離婚専門のカウンセラーや、自治体・NPO法人など離婚で悩んでいる人のために活動しているところがありますので、活用するのもいいでしょう。

 

心にある寂しい気持ちや、しまい込んだ強い思いを話して欲しいと思います。

リセット方法4. 環境を変える

離婚前と環境を変えると、新しいスタートを切りやすく感じられます。

 

一番大きいのは、住む場所を変えることですね。

以前住んでいた家の近くにアパートなどを借りるという人が多いようですが、思い切ってIターンやUターンをするというのも1つの手です。

さまざまな地域で、住む場所や仕事などをお世話してくれます。

リセット方法5. 活動を始める

気分の落ち込みなどから、何もしたくないと思う人が多いと思います。

離婚騒動でさまざまなことがあったでしょうから、体を休めたいと思うのは当然です。


しかし、少し休めたら何か行動を起こしましょう。

 

  • 以前からやりたかったことをやってみる
  • 興味のあったことを調べてみる
  • 日帰りでもいいので旅に出てみる
  • 趣味を再開してみる など


離婚をしたばかりで何にもできないと思われる人もいるかもしれませんが、できることから少しずつ始めればいいのです。
心の傷を和らげ、ストレスを減らすことが大切なのです。

毎日元気に生活できる状態にできるだけ早く戻れるようにしたら、毎日が過ごしやすくなるからです。

離婚で傷ついた心身を休めたら、自分から行動を起こしてみよう

以前、私のところに離婚したと相談に来られた男性がいました。

彼は、孤独感が強いことを「心が空っぽになった」と表現していました。
そのせいで、「自分は死んでもいいのではないか」と考えたり、「パートナーの言葉ですごく傷ついた」など、人に言えなかったことをたくさん話してくれました。

 

かなり苦しかったことでしょう。

話をして目に見えて元気になっていく様を見て、本当によかったと感じました。

離婚は、想像を絶するようなストレスに苛まれてしまう可能性が大きいものです。
そこから脱することができるのは、自分から行動を起こした人だけではないかと思っています。

大事なのは、自分から行動を起こすことです。

 

離婚で傷ついた心と体を少し休めたら、前に進めるための準備をしましょう。

 
 コラムニスト情報
桜井 涼
性別:女性  |   職業:メンタルケア心理士、コラムニスト

元学習塾講師。妊娠出産のハプニングを乗り越え、現在は2児の母。
その頃より子どもの心の動きや医療に関係することに興味を持つ。

2009年より文筆家として活動。
子どもの心に関するコラム、子どもの心が正常に育つために夫婦へのアドバイス、子どもの病気関係を取材しコラムを執筆中。
心の闇を抱える子どもへの取材や心理学を学び、2016年「メンタルケア心理士」資格を取得。

ブログ『フリーライター桜井涼のたなごころ』
http://ameblo.jp/miehime0617/

 

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