メルボルン(オーストラリア)の公共交通機関事情

執筆者: nanoco
はじめに

海外では、日本とは公共交通機関事情が異なってきます。

日本では当たり前のように、時刻表通りに到着する電車も、海外ではむしろそれがまれだったり。料金も、区間ごとの設定ではなく、使用時間(二時間切符、一日乗り放題切符など)に応じて購入することが出来たり。

 

その中で、今回はオーストラリアのメルボルンの公共交通機関に関して紹介致します。

 

メルボルンの切符 マイキー(myki)

メルボルンはというと、市内ではトラムが中心的な活躍をしており、長距離移動には電車を利用する機会が増えます。

 

公共交通機関を利用する際は、マイキー(myki)を事前に購入する必要があります。

http://ptv.vic.gov.au/tickets/myki/

以前は単発単位での乗車券がトラム内の駅で購入が可能でしたが、今ではこのプリペイドカードがなくては乗車出来なくなってしまいました。

mykiの購入は、メルボルン市内中心の駅や、オンラインでも可能です。

一人一枚必要で、17歳以上の場合は大人料金(full fare $6)、4歳から16歳の場合は子供料金(Child $3)を購入します。

また、学生料金(Concession)は、旅行者?留学生は対象外となりますので気をつけてください。

 

マイキー(myki)の利用方法

利用方法は、日本のSuicaなどと同じで、事前にmykiにお金をチャージします。トラムに乗車の際は、カードを“タッチオン”(トラムドア入り口にある機械にカードを触れさせる)し、「ピッ!」という音がするのを確認します。(画面にはカードの残高が確認できます。)

ごく稀に読み取れていない場合がありますので、しっかり確認しましょう。

そして、降車の際にまた同じ機械に“タッチオフ”します。

電車に乗車の際は、駅入り口に備え付けてある機械に“タッチオン”をし、降車の際に“タッチオフ”をします。

この時に気をつけなくてはいけないのは、乗車の“タッチオン”がされていないと、降車の際に“タッチオフ”が出来ないことです。その際、大きな駅には日本の改札口のような遮断機がありますが、それが上がらず出られなくなります。

また、罰金対象にもなりますので、乗車の際にはきちっと“タッチオン”がされているかどうか確認しましょう。また、残高不足で“タッチオン”が出来ない場合もありますので、事前に駅等でmykiチャージの機械で残高確認するのも大切です。

 

メルボルンの公共交通機関事情

メルボルンの電車は、区間や時間帯にもよりますが、10分から30分に一本来ます。(地方電車のVラインを除く)

ただ、その時に気をつけなくてはいけないことは、乗る電車の行き先ルート?時間帯です。メルボルンは、「世界で一番住みやすい都市 ナンバーワン」に選ばれるなど、比較的治安は良い方ですが、やはり地域によっては、女性が夕方6時以降に一人で電車に乗ることがお勧めできない地域もあります。

バックパッカーで、一人で移動することが多い方は夜間?早朝移動を避けるか、または目的地に移動する前に治安についての下調べをお勧めします。

 

以上を参考に、楽しいメルボルンタイムをお過ごしください。