体が涼しくなるヨガ呼吸法!自律神経の改善、集中力アップ効果も

暑い夏。ヨガの呼吸法で、クーラーや扇風機を使わずに体を涼しくしましょう。夏バテを防止・予防したり、自律神経の乱れを整えたり、集中力をアップさせたりする効果も期待できます。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
暑い夏を快適に!体が涼しくなるヨガ呼吸法

こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。

 

高温多湿で過ごしにくい夏の季節。
冷たいものを飲む、冷房に当たるといった方法でどうにかしのいでいる方や、夜は体と環境を考えてエアコンの代わりに扇風機を使い、窓を開けて寝るという方もいるでしょう。
暑くて集中できなかったり、熟睡できなかったりすると、日中の生活の質も落ちてしまいますよね。

 

今回は、涼しくなれて、集中力をアップさせるヨガの呼吸法をご紹介します。

 

 

鼻呼吸より、口呼吸の方が涼しく感じる

通常、私たちは口を閉じて鼻呼吸をしています。

鼻呼吸が推奨されている理由は、鼻を通る空気が喉に届くまでに、ゴミや雑菌を排除されるためです。

 

ですが、ヨガの視点で見ると、鼻ではなく口から息を吸うと、口の中の水分が蒸発する時に気化熱を奪って、口から喉にかけて涼しく感じられやすい呼吸法があります。
高温多湿の夏には、以下の呼吸法を試してみるのもいいかもしれません。

涼しさが感じられる呼吸法のやり方
方法1. シータリーの呼吸(舌を丸めて行う方法)

舌をストローのように丸めて縦にし、舌の間から息を吸います。

ゆっくり吸いきったら、鼻から吐き出します。


舌の間を通り、喉へ至る空気の涼しさを味わってみてください。
冷たいドリンクを飲んでいる気分です。

 

 

方法2. シートカリーの呼吸(『イ』の口で行う方法)

歯と歯をくっつけて『イ』のような口にして、ごく細く唇の間を開けます。
その歯と歯の間から息を吸ってみましょう。
鼻から吐き出します。

 

 

熱いものや辛いものを食べたときに、「ヒー」と息を吸ったことがあるかもしれませんが、同じ原理で口の中から涼しくしています。

上の「シータリーの呼吸」で舌をストローのように丸めることが難しい方は、こちらをお試しください。

 

方法3. 深い呼吸で汗をかく

鼻呼吸でも、深い呼吸を行えば、細胞の隅々まで酸素が行き渡ります。

すると、ミトコンドリアの働きが活性化されて代謝が上がり、汗をかきやすくなり、汗をかけば、体熱を発散させて涼しくなります。
暑い夏こそ深い呼吸もおすすめです。

 

夏バテ予防・防止に、ヨガの呼吸法が効果的!

暑い夏は息苦しくも感じられるかもしれませんが、呼吸を意識して行うことで、自律神経の働きを整え、夏バテを予防し、集中力を高めてもくれます。
どうぞお役立てください。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com

 

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