トイレが近くて困る…頻尿の原因と対策(ツボ押し&マッサージ)
人には相談しにくい尿トラブル「頻尿」。トイレが近くなったり、夜間に尿意で目が覚めたり。「頻尿かな?」と不安になった方に向けて、頻尿の定義や要因、自宅でできる対策(ツボ押し、マッサージの方法)を紹介。
こんにちは。アンチエイジングアドバイザーの大森美有です。
お友達とのティータイムで「トイレの回数多くない?」と指摘されたり、毎日夜中にトイレで目が覚めてしまったり…。
自分のトイレの回数を心配したことはありませんか?
そこで今回は、頻尿の定義や要因、自分で簡単にできる対策をご紹介します。
トイレが近かったり、尿の回数が多かったりする症状のことを「頻尿(ひんにょう)」といいます。
あくまで目安ですが、起床から就寝まで1日の排尿回数が8回以上の人は、頻尿が疑われます。
日常生活での頻尿の要因は、次のようなことが考えられます。
水分を多く摂り過ぎていると、水を飲む量が多すぎて多量の尿をする「多飲多尿」の状態になる場合があります。
水分をしっかり摂ると体に良いという話もありますが、ただ多く飲めばいいというわけでもないようです。
また、カフェインといった利尿作用のある飲み物や、アルコールや砂糖・人工甘味料が入った飲料をよく飲むことも頻尿につながりやすいと言われています。
加齢による老化が原因で神経が誤作動を起こし、尿が少し溜まっただけで尿意をもよおしてしまうケースもあります。
膀胱は伸び縮みします。
冷えると縮むので、尿意をもよおすのも早くなるようです。
出産や老化が原因で骨盤底筋が緩んだり衰えたりすると、頻繁に尿意をもよおす場合もあります。
便秘で便が腸内に滞在すると、膀胱を刺激し、尿意をもよおすことがあります。
緊張によって、一時的にトイレが近くなる場合もあります。
頻尿には、さまざまな要因があり、中には病気が潜んでいたり、病院での治療が必要であったりするケースも多く見られます。
症状が気になる方は自己判断せずに、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
頻尿の原因のひとつに、神経の誤作動があります。
この神経の誤作動を抑えてくれるのが、くるぶしの周りにある「三陰交」というツボです。
即効性もあるようで、押すことで頻尿の改善につながる期待大です。
足の内くるぶしから指4本の骨沿い人差し指部分が三陰交です。
強めに押すと、少し痛みを感じます。
息を吐きながらゆっくりとツボを押し、息を吸いながら離すのがコツ。
押す回数は、朝昼晩と1日3回くらいがおススメです。
なお、三陰交のツボは、頻尿のほか、生理痛や更年期、冷えやむくみなどの症状にも有効だそう。
そのような女性の不調に対しても効果が見込めるなんて、覚えておいて損はありませんね。
夜間に1回以上排尿で起きてしまうことを「夜間頻尿」と言います。
夜間頻尿は、次のような要因から起こりやすくなります。
- 夜間の尿の量が増える
- 膀胱に尿を溜め込む量が少ない
- 眠りが浅い
なお、夜間頻尿には “むくみ”も関係しています。
腎臓は、血液をろ過して、尿を作っています。
ですので、足がむくんで血流が低下し、腎臓へ血液がうまく運ばれないようなことが起きると、尿が効率的に作られなくなってしまいます。
そのように足がむくんだ状態で夜布団に入ると、体が横になるので、これまで滞っていた血流が全身に行き渡ります。
すると、腎臓への血流も増し、このタイミングで尿の量が増えます。
ですから、夜間頻尿を改善するためには、ふくらはぎのむくみを就寝2~3時間前までに取ることが重要です。
夕方になると足がむくむ人は要注意!
また、冷え性、立ち仕事、デスクワークなど、むくみを招きやすい環境の人も注意が必要です。
やり方は簡単。
ふくらはぎを、下から上に向かって揉んでいきます。
テレビを観ながらでも、15分ほどマッサージしてあげてください。
溜まっていた尿を就寝前に排出でき、夜間に尿で起きることなくぐっすり眠れそうです。
お風呂でのマッサージもGOOD!
なかなか人には相談できない頻尿のコト…。
女性は特に、トイレを意識し過ぎて頻尿を招くケースもあるそうです。
トイレのコトでストレスを感じ過ぎず、リラックスを心掛けましょう。
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