ニューヨークにある、もう一つのMoMA(モマ) ー MoMA PS1の行き方と魅力を紹介
ニューヨークで人気の美術館といえばメトロポリタンミュージアムやMoMA(Museum of Modern Art)やグッゲンハイム美術館などが知られています。
さらに美術館が好きな人はホイットニー美術館にも足をのばした事もあるかもしれません。
しかしこれはどれもマンハッタン島(通称:マンハッタン)にある大きな美術館で、ガイドマップや観光雑誌にも紹介されています。
せっかくアートの街であるニューーヨークに行ったのであれば、もう一つのMoMAと言われているPS1(ピーエスワン)にも是非とも足を運んでほしいものです。
そこで今回は、ニューヨークの地元の人や、一部の人にしか知られていない、もう一つのもMoMAであるPS1の行き方と魅力を紹介していきます。

MoMA PS1はManhattan(マンハッタン)の隣にあるQueens(クイーンズ)という地区のLong Island City(ロング・アイランド・シティ)という場所にあります。
Queens(クイーンズ)と聞いてもあまり観光では行かないエリアですが、マンハッタンのすぐ横の地域だと思ってください。
実際にMoMAからだと徒歩で30~40分くらいですが、電車を乗り継いでいった方が良いと思います。

さぁ、そもそもMoMA PS1は何のために出来たのでしょうか?
MoMAとMoMA PS1の違いは何なのでしょうか?
規模の違いは明らかですが、この2つには明確なコンセプトの違いがあります。
MoMAが名前の通り「モダン・アート=近代美術」を扱い、有名アーティストの作品などを展示しているのに対し、
MoMA PS1は「コンテンポラリー・アート=現代美術」の展示を行い、若手アーティストの作品を取り上げ支援している美術館となっています。

※フルーツや野菜の形をした作品が一定の範囲を守って並べられている作品

※床に小さな液晶画面が埋め込まれていて、そこに映像作品が流れているという作品
(携帯電話に映っている床の画面が作品です)
元々はニューヨーク市立の小学校だった校舎をリノベーションしているので、案内板なども黒板を使用しています。

また、PS1という名前も「Public School」の略だそうです。
つまりMoMAの第一分校、という感じかもしれません。
廊下や階段も昔の校舎をなるべく残している印象があるので、古い学校+最新のアートという、
ミスマッチというかアンバランス感がもPS1の魅力と言えるかもしれません。
MoMAのチケットを持っていれば無料で入館することができます。
PS1だけの入館であれば、大人は$10.00、学生$5.00が(学生証提示)です。
営業時間:12:00~18:00
休館日:火曜日・水曜日
行き方
マンハッタンから行く場合:
Eライン、Mラインの「Court Sq-23 st駅」下車
または、7ラインの「Court Sq駅」下車
ブルックリンから行く場合:
Gラインの「Court Sq駅」下車
以上、いかがでしたでしょうか?
ニューヨークには大きくて有名な美術館の他に、小さくても明確なコンセプトを持った面白い美術館があります。
せっかくニューヨークに行ったのであれば、MoMA PS1にも行ってみてはいかがでしょうか。
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