スカーフ・バッグ・帽子・アクセサリーなどを簡単に整理整頓できる小物収納術

執筆者: 永津美保 職業:住空間収納プランナー
はじめに

前回、整理の方法と洋服収納の中で、自分に合った収納方法を見つけることが片づけを楽に長続きさせるためのコツであると紹介しました。

 

しかしクローゼットに収納するものは、洋服のような大きな物に限りません。

ベルト・スカーフ類・バッグ・帽子・アクセサリーなどの小物類もあります。

むしろ小物類の収納の仕方に困っている方は多いのではないでしょうか。

 

丸めていたり、ハンガーにたくさんかけていたり、上の高い棚に置いたりと、収納に苦労している
人が多いと思います。

アクセサリーなどはもはやぐちゃぐちゃだったり、あちこちに散乱していたりする人もいるかもしれません。


今回はそんな方々にお勧めの、小物類の収納法を紹介します。

 

 

ベルト・スカーフ類

ベルト・スカーフ類はタオル掛けとフックでとても簡単に片付けることができます。


例えば、クローゼットの横の壁です。タオル掛けを取り付けてみましょう。
そこにフックを取り付けます。
スカーフ類はタオル掛けに直接かけて、ベルトはフックにバックルをかけるだけです。

これに大ぶりのネックレスなどもかけられます。

 

 

注意点はタオル掛けの粘着度です。

普通の両面テープよりもライターであぶって接着するタイプが粘着が強いです。
しかし壁がクロスの場合、タオル掛けを外す時に壁のクロスが剥げてしまう恐れがあります。

賃貸にお住まいの方や、クロスが剥がれるのは嫌な方はご注意ください。


また、構造によっては、タオル掛けの代わりに強度のある突っ張り棒が良いと思います。

これなら賃貸の方もOKですね。見やすく簡単に収納出来ます。


スカーフ類が好きな方はとても多いですね。
自分の持ち物の量に合わせて、上下2段取り付けるのもおすすめです。

 

 

バッグ・帽子
ダボレールで稼動棚

バッグ・帽子のオススメ収納法は、前回のコラムで書いたダボレールで可動棚を取り付けてそこに置く方法です。


これはデッドスペースの活用にもなり大変便利です。
しかしなかなか慣れないと難しいという方も多いはずです。


どちらも専用の収納用品が通販などで売っています。
しかし貴重なパイプハンガーに吊るすタイプで結構な幅を取ります。
横幅30cm程取るものなので、薄手の洋服だと10着分のスペースをとってしまいます。


またフックなどに引っ掛けると帽子・バッグ共に型崩れをするため、いざ使おうとすると傷んでいたというケースもあります。
素材・形がデリケートな帽子は、この引っ掛け収納はお勧め出来ません。

 

クリアケース

一番簡単な方法は引き出し式のクリアケースに収納する事です。
高さ30cmの物に普通に並べて置きましょう。
押し込まない限り型崩れもありません。

 

ネックレス・ブレスレット・指輪

大ぶりのアクセサリーはベルトと同様にかけても良いですが、細めのネックレス・ブレスレット・指輪などの収納は難しいです。

 

こちらも、引き出しを開けたら全て見渡せると非常に便利です。


専用のジュエリーボックスはお洒落ですが容量が小さい物が多いです。
しかも一つずつ収納していてケースの中が見えない場合、出したいアクセサリーを探すだけで大変です。


そこで、書類ケースとスポンジを使いましょう。
スポンジを1cm程度にカットして、書類ケースや引き出しなどの浅い収納ケースに敷き詰めます。
気になる方は両面テープで固定しても良いでしょう。
そして、スポンジとスポンジの間にネックレスを挟むだけです。
指輪やイヤリング・ピアス等、何でも挟めます。


ネックレスはトップを上に出しておくことでデザインがすぐに目に入ります。
傷付かず、絡まりにくく、一気に見渡せることができます。

 

おわりに

形や素材・大きさが異なるアイテムは収納に悩みます。
大きくざっくり収納することで簡単に出し入れ出来ますので、一つ一つ分けて収納するよりも効率的でメリットは大きいのです。

クローゼットの扉を開けると洋服や小物類が全て見渡せるというのは、忙しい朝の時短にとても役立ちます。

細かなものの収納にお困りの方は、ぜひお試し下さい。