季節の変わり目のメンタルを整えよう!四季によって生じる感情(精神)の変化とは (2/2)

執筆者: 藤永知嘉子 職業:国際中医薬膳師
冬:冬と関係が深い感情は『驚・恐』

 

自然界は活動するものは少なく、内に篭り蓄える、静かな季節。
陽の気は少なく、陰の気が最も多くなる時期です。
ひっそりと寒く、必要以上に不安感にとらわれやすいとき。

動物が冬眠するように、本来、冬は人間にとっても休息のとき。
冬は感情の起伏を少なくし、ひそやかに、静かに過ごし、エネルギーを無駄に消耗させないことが大切です。

 

対処法

問題が起きても感情的にならず、考え込むこともせず、楽観的に捉えましょう。
新しいことを始めるのも控えた方が良いとします(新しい試みは、エネルギーを沢山消耗してしまいますね)。

『驚』の感情は『気』を乱し、『恐』の感情は『気』を下げてしまい、生命力を蓄える働きに負担を掛けてしまいます。
心を鎮めて、春に向けてエネルギーを蓄えていきましょう。

 

年末年始と忙しい季節ですが、睡眠時間はしっかりと、心と体のケアも忘れずに。 

 

おわりに

季節と感情の関係、いかがでしたか?
心の健康は、身体の健康に繋がります。心身共に健やかな日々を送りましょう。