枯れないお花で人気の「プリザーブドフラワー」とは?歴史と流行した理由まとめ
今では、色々な場所で目にする機会のあるプリザーブドフラワー。
生花と異なり、長く楽しむことができます。
今回は、その歴史と特徴についてお話ししたいと思います。
ベルギーのブリュッセル大学とドイツのベルリン大学の、10年以上に渡る共同研究開発により、1987年にプリザーブドの技術がほぼ完成しました。
この研究に参画していたヴェルモント社が、フランスはパリで、1991年に「長寿命の切花製造技術」として世界に向けて発表したのが、プリザーブドフラワーの始まりです。
ヴェルモント社による発表後、世界特許認定を取得したプリザーブドフラワーの人気は、瞬く間にヨーロッパの花業界に拡大。
枯れない花は、流行に敏感なパリやロンドンで人々を魅了し、ギフトとしての人気が定着すると同時に、一般市民にも広まりました。
初めて日本へ輸入されたのは、1993年頃と言われています。
その頃のプリザーブドフラワーは、今ほど花の種類が豊富ではありませんでした。
また、非常に高価だったこともあり、一般に広がることはなかったのです。
日本で飛躍的に一般の人々に広がったのは、2003年以降。
ヨーロッパでの生産技術が高まったこと。
日本国内での生産が始まり、日本人に好まれる優しい色合いの花々が作られるようになったこと。
生産の安定化による、コストダウンが成功したこと、などがその要因です。
では、プリザーブドフラワーがここまで爆発的な人気を博したのは、なぜでしょうか。
大きく5つの理由が考えられます。
水やりの必要がないので、忙しい毎日を過ごす現代人でも、気軽に花のある生活が楽しめるようになりました。
雑菌の繁殖やアレルギーを起こす心配がないので、病院や乳幼児保育施設、福祉施設など、様々な分野で需要が高まりました。
食品用の色素を使用しているメーカーの物は、万が一誤食をしても、人体への影響がありません。
安全面に配慮したい、小さな子供のいるご家庭やペットのいるお家でも楽しめます。
フレッシュフラワーとほとんど変わらない、瑞々しさと美しさは、思わず触れてみたくなる程です。
従来、美意識が高く、細部にまでこだわることを得意とする日本人。
ブライダルシーンやギフトなど、クラフト感覚でアレンジができるので、多くの日本人女性がその楽しさに魅了されています。
生花のような新鮮さを兼ね備える、美しいプリザーブドフラワー。
魔法の花、と呼ばれるのも納得できます。
その美しさから、贈り物としても大変な人気を集めていますが、その際、楽しめる期限についてのご質問をよく頂きます。
過去には、永遠に枯れない魔法のお花、として紹介されていたこともありました。
半永久的に美しい状態を楽しめる、とお考えの方もいらっしゃるようです。
枯れない、と言う意味では、10年以上経過しても枯れることはありません。
しかし、美しさと言う意味では、1~2年と考えて頂くと良いかと思います。
気候の適したヨーロッパでは、10年近くも美しさを保つと言われています。
しかし、プリザーブドフラワーは気温や湿度変化に強くないため、春夏秋冬があり、高温多湿な気候の日本ではそうもいきません。
ヨーロッパと比較をすると、美しさを楽しめる期間に限りがあるのが現状です。
それ以上の時が経過すると、次第に褪色をしたり、花びらが切れたりします。
より長い間、美しい花々を楽しむためには、透明の箱(クリアケース)に入れ、湿度や紫外線から保護しましょう。
様々な業界から注目を集め、多くの女性から支持を得ているプリザーブドフラワー。
実はその歴史は浅く、まだまだ発展・広がりの可能性を秘めています。
その表現方法も無限大です。
クリスマスや新年に向けて、お花のある日常を楽しんでみて下さい。
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