【野菜ソムリエ直伝】ブロッコリーの茹で方!選び方・栄養・茎の調理方法(図解付き)
ブロッコリーの茎は捨てる?茹で方は?ブロッコリーの栄養素は抗酸化作用や免疫力アップなど、美容と健康効能も高い食材。美味しい食べ方を学ぼう。
10月~3月頃に旬を迎える「ブロッコリー」。
最近スーパーなどの店頭でもよく見かけるようになりましたね。
今回は美味しいブロッコリーの選び方や栄養、茎まで楽しめる茹で方のポイントをご紹介します。
まず、新鮮なブロッコリーを選ぶポイントをご紹介します。
- 花蕾(食べるところ)がしまっている
- 茎の根元が瑞々しいこと。スジが入っていない方が好ましい
氷水で締めて店頭に並んでいますと、根元のみずみずしさが鮮度の基準とは言えない場合があります。その時は花蕾の色が濃いかなども参考に選んでください。
ブロッコリーの主な産地は北海道(約17%)、愛知県(約12%)、埼玉県(約11%)。
冷涼な気候を好むので、夏場は北海道、冬場は愛知県や埼玉で作られています。
ブロッコリーはゆで時間が長いとやわらかくなりすぎ歯ごたえがなくなってしまいます。
一般的には、熱湯に塩を少し入れ、3分くらい茹でます。
串がすっと通る程度が目安です。
ポイントは、茹であがり後、ざるに上げてそのまま冷ますこと。
冷水につけると、蕾の隙間に水が入り、水っぽくなりせっかくの風味が悪くなるためです。
- 美容 風邪予防対策 ビタミンC(54mg)、
- 骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ ビタミンK(150mcg)、
- 貧血予防の 葉酸(120mcg)、
- 抗酸化作用がある βカロテン当量(770mcg)
注目成分は、フィトケミカル=スルフォラファン。
がんの抑制効果が高いといわれています。
出典 ジュニア野菜ソムリエ試験対策教本 早土出版発行 花図鑑野菜+果物他より
ブロッコリーは茎の部分にも栄養があります。
外皮を取り除いてから拍子木切りする切り方もありますが、ごく薄く外皮を取り除いた後、1㎝幅の輪切りにしてから茹でる方法がお勧めです。
すると、短時間で煮える上に、中はほくほくの仕上がり。
結果、外皮の廃棄量も減る上にブロッコリー本来の持ち味と旨味を満喫できます。
栄養価が高く、料理のレパートリーも広いので、ぜひ活用してみて下さいね。
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普段は食品会社に勤務しながら、レストラン接客スタッフとしても活動。
そのほかにフリーライターとして、北海道野菜の魅力を伝えるジュニア野菜ソムリエとしての取材・告知活動、食の情報を解説する専門家「フードアナリスト(協会本部広報委員)」としても、様々な媒体を通じて食トレンド情報を発信中
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