運動後は買い食いで栄養補給!?トレーニング後に行うべき栄養摂取のすすめ

執筆者: 佐々智雄 職業:野菜ソムリエ/アスリートフードマイスター
はじめに

こんにちは、アスリートフードマイスターの佐々智雄です。


私が通っていた中学では当時、帰宅途中の「買い食い禁止!」でした。
「昔の常識、今の非常識」。

野球部の練習でも、「水は飲むな!」「うさぎ跳び」の時代でしたが、今の時代の校則はどうなのでしょうか。

教育上の是非はありますが、部活少年少女の競技力、体力向上という観点では「買い食い」はおすすめで、場合によってはするべきです。
ただし、アイスクリームや清涼飲料水ではなく、梅干しや鮭の入ったおにぎりが選べるならば、という条件つきです。

 

 

食べるタイミング

アスリートフードにおいて、食事内容とともに大切なポイントです。
食べるタイミングとして考慮するべきは、以下の通りです。

 

  • トレーニングを含む一日の生活パターンにおける食べるタイミング
  • 鍛練期、調整期、試合期、休養期のそれぞれの時期における食事内容
  • 試合当日の試合時間に合わせた食事タイミング


今回は、日々のトレーニング直後の栄養の摂取についてのお話です。

 

トレーニング後できる限り早く食物を摂取するべき

スポーツの上達とは、日々の練習の積み重ね。結果は一朝一夕では出ません。
一日の練習の疲れを取り、筋肉を回復、さらにはより筋肉を大きくし、明日も集中して元気にトレーニングを行う。
この繰り返しですね。


ハードなトレーニングを行った日は特に、タイミングよくエネルギーとなる食べ物、体を作る食べ物を摂ってあげる必要があります。

トレーニング後の体の状態

激しいトレーニングを行った後、あるいは試合ですべてを出し尽くした後など、多くの場合は血液中のブドウ糖、筋肉や肝臓のグリコーゲンを使いきった状態です。


グリコーゲンはブドウ糖で構成される多糖類で、糖質を摂ることにより筋肉や肝臓に貯蔵されます。
血液中の「ブドウ糖」が財布の中の現金だとすれば、「グリコーゲン」はキャッシュカードで引き出せる銀行預金みたいなものでしょうか。


グリコーゲンは血液中のブドウ糖を使った後に取り出されてエネルギーとして使用されます。

エネルギーとして使われるのは「糖質」と「脂質」

ある程度の時間継続する運動でエネルギー源として使われるのは、「糖質(炭水化物)」と「脂質」です。
ただし脂質のみではエネルギーを作り出すことができず、順番として「糖質」が燃えてから、「脂質」が燃えてエネルギーとして使われます。


例えばマラソン後半のいわゆる35キロの壁、急に身体が動かなくなったり、サッカーでも終盤に完全に足が止まってしまうことがよくありますね。
これは血液中のブドウ糖を使いきり、さらに筋肉、肝臓のグリコーゲンまで糖質をすべて使ってしまった状態です。


「体脂肪」はまだ体の中にたっぷりと残っているはずのに、まったく動けなくなるのは体の中の糖が空っぽになっているのです。

おわりに

さて、トレーニング後のこのような状態、身体の中はいったいどのようになっているのでしょうか。

どのような栄養を補給すれば、体力や筋肉を回復してくれるのか、次回の記事でご説明したいと思います。