ミネラル不足は食べ物で解消!ミネラルの効果効能とおすすめ食品7選

健康と美容に必要不可欠な「必須ミネラル」の効果効能と、必須ミネラルが含まれているおすすめの食べ物を紹介します。

執筆者: 山本小枝子 職業:ダイエット、美容ライター
不足しやすい栄養素、ミネラル

現代人はいつもミネラル不足。

糖質、脂質、たんぱく質、ビタミンと並び、五大栄養素の1つとして数えられるにもかかわらず、その不足しやすい傾向から「忘れ去られた栄養素」とも呼ばれています。

 

このミネラルですが、私たちの身体にどういった影響を与えているのでしょうか?

 

 

ミネラルの効果効能

ミネラルは約100種類ほどありますが、その中でも人間の生命維持に特に重要なものを「必須ミネラル」と言います。

必須ミネラルは以下の通りです。

 

ナトリウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素 


厚生労働省「生活習慣病予防のための健康情報サイト」より(2017.7)

 

体内での水分の量を調整する(ナトリウム)

 

酵素の働きを助け、疲労回復を促進(マグネシウム)

 

セロトニン生成を促し、うつを予防(マグネシウム)

 

ビタミンB群の働きを助ける(リン)

 

むくみ解消、塩分排出(カリウム)

 

脂肪燃焼、脂肪の吸収を抑える(カルシウム)

 

興奮、緊張を和らげる(カルシウム)

 

低血糖や生活習慣病の予防(クロム)

 

貧血予防(鉄)

 

免疫力を高める(亜鉛)

 

体脂肪の燃焼、コレステロール低下(ヨウ素)

 

代表的なものをまとめましたが、他にも沢山の健康効果があり、まさに生命活動に必要な栄養素と言えます。

 

ミネラル摂取におすすめの食材

ミネラルは体内で作ることは出来ないため、食事で摂取することが望ましいとされています。

とはいえ、1つの食材を沢山摂ればいいわけではありません。

 

ミネラル同士の中には、互いの栄養効果を打ち消し合ってしまったり、栄養の吸収を邪魔してしまうものもありますので、過剰摂取にならないよう、沢山の食材を少しずつ摂取するのが最も効率的と言えます。

 

海藻類、野菜、果物、豆類、きのこ類、おいも類、魚介類にミネラルが多く含まれており、日本食をバランスよく食べることで、ミネラル不足を解消することができます。

 

キノコ類(しめじ、マッシュルーム、なめこなど)

塩分が少なく、カリウム・鉄・亜鉛・銅などを程よく含んでいます。

 

 

ひじき

カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、ヨウ素などが豊富です。

また、食物繊維も非常に多いので便秘解消にも。

 

ビタミンCや動物性タンパク質を含む食品と一緒に頂くと、効果アップです。

 

海藻類(わかめ、海苔、きくらげなど)

カルシウム、ナトリウム、カリウム、リン、鉄などが豊富です。

きくらげは酢と合わせて食べると吸収力がアップします。

 

ココア

意外にもココアがミネラル豊富です。

鉄・亜鉛・ マグネシウムのほか、ポリフェノールや食物繊維も有名です。

 

お砂糖を含んでいない、純ココアに蜂蜜を混ぜたり、ホットミルクに溶かして飲むと良いでしょう。

 

 

ほうれん草

野菜はミネラル豊富ですが、中でもホウレン草は、カリウム、鉄、マグネシウム、ヨウ素が豊富です。

ビタミンC、ビタミンB12、葉酸なども含まれており、女性に嬉しい食材の1つ。

 

 

魚介、貝類(タコ、イカ、かき、しじみなど)

亜鉛や鉄、クロム、セレンなどを含んでいます。

 

雑穀類(雑穀米など)

キビ、アワ、ヒエなどを始めとした雑穀類にはマグネシウム、鉄、亜鉛、カリウムなどがバランス良く含まれているので、白米に混ぜて頂くと良いでしょう。

 

 

●玄米、雑穀米…白米より栄養効能が高いようです

[雑穀の種類と効果効能]雑穀米の「雑穀」ってなーんだ?白米に混ぜて栄養バランスを整えよう

 

必須ミネラルは健康に必要不可欠!まずは食事から取り入れてみよう

ミネラルは茹でると栄養素が流れ出てしまいやすいため、煮込み料理やスープなどで頂くと、栄養を逃さず美味しく頂くことができます。

 

また、いつものお料理にプラスをして納豆や牛乳、のり、わかめなどを添えてみるのも、無理なく続けていけるコツです。

 

参考文献 厚生労働省「生活習慣病予防のための健康情報サイト(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food)」より(2017.7)

 
 コラムニスト情報
山本小枝子
性別:女性  |   職業:ダイエット、美容ライター

ダイエットや美容、スキンケアなどについて執筆活動を行っています。
有益な情報を提供できるよう精進してまいります。

 

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