疲れた胃腸に効果的な、ダイコンの消化効能!香ばしい焼き黒大根レシピ (1/2)
こんにちは、野菜メニュープランナー・野菜ソムリエの坂本みちよです。
今日のテーマは、大根。
大根は、春の七草のひとつ「すずしろ」のことでもあり、昔から日本人になじみ深いお野菜です。
現在、流通しているものの種類としては、ヨーロッパ大根、中国大根、日本大根に大きく分けることができます。
一般的に流通し私たちがよく見かける大根は「青首大根」という品種で、通年見かけることができますが、本来の旬は11月~3月頃だと言えます。
また大根には、日本各地で昔から作られてきた伝統的な品種があり、さまざまな品種改良がされた結果、春や夏に収穫する品種も生まれました。
今では通年さまざまな大根を楽しむこともできるようになっています。
ただしどちらかというと、春から夏にかけての大根は辛みが強いものが多く、秋から冬にかけて出回るものは甘みが増すものが多いと言えるでしょう。
写真左から、レディサラダ、黒大根、青首大根
私たちが通常食べている「根」の部分は、95%が水分ですが、そのほかビタミンCや消化酵素である「ジアスターゼ」などが含まれています。
ジアスターゼは、食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれる効果が期待できますので、食べすぎた時などにすりおろして食べると良いでしょう。
こういうことから考えると、お餅や天ぷらなど、でんぷんや魚・肉などに大根おろしがついてくるのも納得できるのではないでしょうか?
ただし、このジアスターゼは熱に弱いため、効果を期待するのであれば、生で食べるようにしてください。
また、大根を切ったりすりおろしたりすることで生まれる辛味成分の「イソチオシアネート」は、ガン予防や血栓予防の効果が期待されています。
このイソチオシアネートは、下に行くほど多く含まれているため、大根は葉に近い上の方が甘く、下にいくほど辛味を感じるのです。
最近は切り落とされて販売されていることも多く、見かける機会が少ないですが、大根の葉は、根の部分よりも栄養が高く、カロテンやビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウムなどが豊富に含まれています。
葉は立派な緑黄色野菜。もし、葉付きの大根を見かけたら、ぜひ葉も味わっていただきたいと思います。
葉つきの大根は、葉の部分から水分が蒸発してしまうため、葉の付け根の部分で切り落とし、別々に保存するようにしましょう。
根は、丸のままの場合は新聞紙に包んで、冷暗所で保存、カットものはラップで包み冷蔵庫の野菜室で立てて保存すると良いでしょう。
また葉は、刻んでからさっと茹でて冷凍保存しておくと、炒めものやお味噌汁の具などに使えて便利です。
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