イップス改善のためのコーチング手順とは?プレッシャーを与えない治し方

執筆者: 衣川竜也 職業:メンタルトレーナー/心理カウンセラー
はじめに

こんにちは、メンタルトレーナーの衣川竜也です。

今回は、イップス改善のためにどのようなコーチングを行っているかについて、書きたいと思います。

 

 

イップスが悪化してしまう原因

イップスに限ったことではありませんが、心理的要因が影響している不調を改善する場合には、心という目に見えていないものへのアプローチであるため、方法を間違ってしまうと現状が悪化していくことがあります。

前回のコラムでは、イップスが悪化する原因を潜在意識という観点から説明しました。


イップスが悪化するのは、顕在意識と潜在意識の関係、脳、神経、筋肉、そして骨の関係などを考慮せず、闇雲に『気にするな』『思い切りやれ』というアドバイスと共に、プレッシャーを受けながら改善をしようとするからです。

 

イップス改善のためのコーチングの手順

そのため、コーチングでは下記のことを重視してイップスの改善をサポートしています。

 

  • 心理とイップスの関係に関する知識の伝達
  • イップスになった経緯の振り返り
  • イップスのイメージに代わる、好ましいイメージの選択


まずは、イップスというものを知識的にも良く知っていただくよう、詳しく説明させて頂きます。

さらに、イップスになった経緯を説明してもらい、イップスへの分岐点と、ご本人の何に対する意識がイップスに繋がったかを分析します。


そして、少し定着してしまったイップスのイメージを書き換えるための、理想的または望んでいるプレーに関するイメージを鮮明にしていただき、練習や試合でそのイメージを持って臨んでいただきます。
大まかにいうと、このような感じでイップスの改善を行っています。

 

イップス改善のために重要な役割を担うコーチング

イップス改善には、最初に「コーチング」というものを非常に大切にしています。
アスリートの話を、イップスが改善されていない混乱状態の中でお聴きすることが多いので、思考の整理と自分の状態を解釈出来る材料として、知識を提供するのです。


さらに、知識だけでなく、自分がどうしてイップスになってしまったのかという、オリジナルの体験を話してもらい、自分の現状といつ復帰したいかを明確にします。

 

知識は大切ですが、それ以上に個人の体験をどのように洞察するかということも大切で、その体験の中に改善のためのヒントが隠されていることが非常に多いです。

 

自分がイップスであるというレッテルを取り除くことも

さらにコーチングは、自分の実力を正しく認識していただくためにも、イップスであるというレッテルを取るためにも行います。

 

イップスになった経緯を話している最中に、本来自分がどんなことを意識して練習や試合に取り組んでいたかを思い出してもらうことが、理想とするプレーを実行するために必要なイメージを明確にすることに繋がります。

 

おわりに

イップスは、技術や体力不足で陥った症状ではないし、ましてはやる気の問題でもありません。

しかし、そういう観点からのみアドバイスを受けて、改善しないために苦しんでおられる方も少なくありません。

 

最初のコーチングでは、イップスのメカニズムを考慮して、人間の心理、脳、神経という観点から、どう改善していくことが望ましいかという方向性を明らかにしていきます。

イップス改善のために、コーチングで何をしているのかということが、何となく分かって頂けましたでしょうか?

 
 コラムニスト情報
衣川竜也
性別:男性  |   現在地:大阪市  |   職業:メンタルトレーナー/心理カウンセラー

大阪を拠点に活動しているメンタルトレーナーです。
主にアスリート、経営者、起業家のメンタルサポートやコンサルティングを行っています。
スポーツでの勝負、ビジネスでの決断や人間関係、マーケティングなど、全て人の心理が反映されます。
しかし、心理的な成長の取り組み、心理的な戦略はどうしても疎かになってしまいます。
私はメンタルトレーナーとして心理面からの個人や企業の成長と目的達成をサポートさせていただきます。
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