選手生命を長くするストレスケア!メンタルトレーニングの必要性とは
こんにちは、メンタルトレーナーの衣川竜也です。
今回は、アスリートの選手生命とストレスについてのお話をしたいと思います。
私が、競技に関わらず尊敬しているのは、その競技の選手生命の平均を大きく上回って活躍している選手です。
野球ではイチロー選手、山本昌選手、谷繁選手、サッカーならカズ選手、土屋征夫選手などが、40歳を超えて現役を続けられています。
スキージャンプの葛西選手は、レジェンドと称されるほど、年齢を重ねてもトップレベルを維持しておられますね。
年齢が上がっても、プロとして、トッププレーヤーとして活躍するために、スキルやフィジカルの向上と同時に、体のケアにも力を入れておられることは容易に想像できます。
ただ、選手生命の長い方は、体だけではなく心のケアも行っていると考えられるでしょう。
ご本人が自覚しているかどうかは別として、結果的にストレスのケアができているからこそ、心の安定を図れているように思うのです。

例えば、イチロー選手。
彼の生活を追った番組を見た時に、生活習慣の中でストレスを大きくしない工夫を随所に感じました。
おそらく、他の選手も、独自の工夫や無意識の生活習慣が、ストレスケアに繋がっているのではないでしょうか。
ストレスケアは選手生命とどのような関係があるのでしょう。
それは、ストレスが発生させる「活性酸素」と関わっています。
活性酸素は、人間の体を老化させるのです。
私たちの体は、受けたストレスに対抗しようとして副腎皮質ホルモンを分泌します。
副腎皮質ホルモンは、ストレスに対抗する際に分泌と分解を繰り返すのですが、その時に活性酸素が発生するのです。
この活性酸素、 そもそもは体に必要な物質で、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退するために、白血球から放出されるもの。
ただ、体を酸化させてしまうという一面も持っています。
簡単に言うと、体を錆びつかせてしまうのです。
体が錆びついて思うように動かせなくなることを「老化」と言いますが、アスリートにとってそれは大きな問題。
そのため、活性酸素を生み出すストレスを受け続けないこと、ストレスを生み出す考え方をしないことが大切なのです。

心は目に見えないので、ストレスをどれくらい受けているかは分かりにくいと思います。
しかし、一流のアスリートは、自分の不快感に敏感。
不快な状態をできるだけ短くしようと努めているように感じます。
敏感だからこそストレスを回避でき、体内の活性酸素発生を抑える結果になっていると思うのです。
メンタルトレーニングで大切だと言われていることには、ストレスケアのノウハウも凝縮されています。
そのため、メンタル面の向上や安定に取り組んでいる選手もまた、選手生命が長くなる取り組みをしていると言えるでしょう。
長期に渡って良いパフォーマンスを維持したいと思っておられる方。
せひ、スポーツへの取り組み方の1つに、ストレスケアという観点も加えて頂ければと思います。
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大阪を拠点に活動しているメンタルトレーナーです。
主にアスリート、経営者、起業家のメンタルサポートやコンサルティングを行っています。
スポーツでの勝負、ビジネスでの決断や人間関係、マーケティングなど、全て人の心理が反映されます。
しかし、心理的な成長の取り組み、心理的な戦略はどうしても疎かになってしまいます。
私はメンタルトレーナーとして心理面からの個人や企業の成長と目的達成をサポートさせていただきます。
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