身体のゆがみ・むくみ対策!リンパの流れをよくして老廃物を出すストレッチポーズ7選 (1/2)

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
はじめに

こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。


腹筋運動というと、強く鋼のように鍛え上げるきついイメージがあるかも知れません。

もちろん、スポーツ技能向上や体力アップに代表されるような腹筋運動はたくさんあります。


今回はそうではない、体(特に骨盤周り)のゆがみを取ったりリンパの流れを良くしてむくみを取るなどの、美容・健康系の腹筋運動をご紹介します。

 

骨盤周りのゆがみを取りたい

普段私たちは左右どちらかのお尻に体重を多くかけていたり、脚を組んでいたり(これは姿勢をまっすぐに保つ腹筋が弱いことと、体がゆがんでいるからなのですが)することがあるので、骨盤周りの筋肉がアンバランスになってゆがんでいます。

 

それをほぐし、骨盤周りの筋肉をバランスよくつけていくエクササイズを紹介します。

お尻歩き

長座で座ります。
お尻をずらしながら前後に進みます。
かかとは浮かせずに行います。

 


お尻を高く持ち上げると、よりハードになります。
また、足裏同士を合わせて両手でつま先を持ち、
お尻で前後に歩いたり、向きを変えて回転歩きをしたりしてもよいでしょう。

 

 

背中歩き

骨盤だけでなく、肩甲骨や背骨周りのコリやゆがみを取るエクササイズです。
仰向けになります。
腕脚を曲げて浮かせます。

 


背中をタイミングよく床の上で動かすことによって、頭や足の方向へ進んだり回転したりします。
腹筋を意外によく使った全身運動で、ゆがみが取れていきます。

リンパの流れを良くして、お腹をすっきりさせたい

デスクワークをするなど、座る姿勢が長い方は特に、内臓が下へ押し潰されたままになってしまいます。

腹筋がゆるんで骨盤が後ろや前に倒れたままの姿勢になって、内臓を適切な位置に持ち上げておく筋肉もゆるんで、お腹がうっ血したり滞りが生まれたりします。


内臓を引き上げたり、流れをよくしたりするために、お腹の筋肉をストレッチしながら引き締めるエクササイズを紹介します。

脚組みツイスト

仰向けになり、両手を斜め下の床に置いてリラックスします。
両脚を空中に持ち上げて組みます。
両脚を左右に倒すように動かします。

 


左右に倒し戻す時は腹筋を使い、手の力はサポート程度にとどめます。
腰が反らないように気をつけましょう。

脇腹伸ばし腹筋

仰向けで膝を立てます。
脚を浅く組み、載せた脚側に両脚を倒します。
乗せた脚の重みで下の膝を床に押し付けるようにします。

 


腰が反らないようにしましょう。

下の脚のももの付け根や、そちら側のわき腹が伸ばされます。


上半身は仰向けに保ったまま両手を頭の後ろで組みましょう。
息を吐きながら、伸ばされたわき腹を覗くようにお腹を凹ませて、上体を丸めて持ち上げます。

 

意識できれば、恥骨を上に持ち上げながら上半身を起こせれば、より腹筋を強く使うことができます。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com