お葬式は事前の準備をすべき?喪主・遺族が葬儀でよくぶつかる悩み3選
終活ブームにより、「お葬式は事前の準備をすべき」という考え方が当たり前になりつつあります。
それでも、お葬式で困ってしまったという話はよく耳にします。
では一体、実際のお葬式で困ったと感じるのは、どのような場面なのでしょうか。
覚悟はしていても、いざ身内に不幸があった場合、動揺してしまい具体的に何をしてよいか分からなくなってしまうということがよくあります。
お葬式に参列した経験があり、分かったつもりでいても、実際に喪主・遺族としてお葬式を取り仕切るのは全く別の話なのです。
葬儀会社の決め方、お葬式のしきたり、マナーのほか、訃報を伝える相手など。
決めなければいけないことや、やらなければいけないこと、わからないことの多さに、途方に暮れてしてしまう方が少なくありません。
まず始めに、ご遺体を安置する場所を確保し、葬儀会社に搬送してもらいます。
時間を気にせず安置できる場所に移動したら、焦る必要は全くないのです。
親戚や親しい友人の中で、お葬式に詳しい方がいれば、サポートしてもらえるようにお願いしてみましょう。
そういう方がいない場合は、いくつかの葬儀会社から見積もりを取り、金額だけでなく、担当者の対応などから、慎重に相性の良い葬儀会社を選びます。
お葬式に不慣れな遺族は多いものです。
そこを理解し、しっかりとサポートしてくれる葬儀会社を選ぶことが必要になります。
一人で抱え込まないでください。
葬儀会社に支払う費用は、見積書を取り、請求書をチェックして、その通りに支払えば済みます。
悩むことはあまりありません。
ところが、お世話になった方へお渡しする心づけや、僧侶などの宗教者に納めるお布施はあくまで「気持ち」です。
妥当な「気持ち」はどのくらいなのでしょうか。
親戚の中で話し合い、前例を参考にして決めることが一般的です。
お布施は、同じお寺の檀家の方に聞いてみるのもいいでしょう。
それでも決められない場合はインターネットで検索し、世間の相場に合わせましょう。
実は、このやり方が最も無難です。
一般的なお葬式では、弔意を持った方が自ら進んで参列します。
つまり、誰が来るか分からないのです。
そのため、故人や遺族の人間関係から、参列者数の予想をすることになります。
会場の規模や会葬返礼品、会葬礼状の数、通夜ぶるまいの料理の量などが決まってきます。
予想を大きく外してしまうと、必要数量の不足などが起こり、大慌てをすることになってしまうので注意が必要です。
まずは、参列者の予想をしっかりとすることです。
ただし、故人や遺族がたくさんの方と接する仕事をしているなど、参列者を予想することが難しいケースがあります。
- 家族葬や密葬など小規模のお葬式の場合
参列者を限定することになりますので、予定外の参列者を抑えるために、訃報を安易に広めないなどの対策が必要です。
お葬式には「その時になってみなければわからないこと」がたくさんあります。
いざと言う時を考える際、流れをシュミレーションをしておくと、隠れた問題点が見つかりやすくなります。
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