数珠、ふくさ、ハンカチは必需品!お通夜やお葬式で持っていくべき小物と使い方のマナー (1/2)
喪服はスキなく素敵に着こなしている方でも、ふとした瞬間に「おや?」と思ってしまうことがありませんか。
それは、お葬式の際にさりげなく手にする小物。
実は、さりげなく使っている小物にもマナーはあるのです。
お葬式は、常に大人のマナーが問われます。
デキる大人として準備すべきなのは、どのような小物でしょうか?
袱紗は、正方形の絹布のことで、小さな風呂敷のようなものです。
元々は、贈答品やお金などを運ぶ際、汚れを防いだり、日よけのために用いられていました。
現在は、主に金封(祝儀袋、不祝儀袋)を持ちは運ぶ際、お渡しするまできれいに保つための心遣いとして使われることが多くなっています。
ちなみに、袱紗は金封を包むタイプだけではなく、二つ折りになっていて持ち運びや出し入れがしやすい、簡易袱紗(金封袱紗・挟み袱紗)を愛用する方も増えてきています。
バックにそのまま金封を入れて、渡す時にはヨレヨレなどということがないように、しっかりと準備しておきましょう。
なお、金封を包む際、祝儀、不祝儀によって包み方が逆になりますので、ご注意ください。
袱紗は、用途によって色が異なります。
弔事のみに使う場合は、紺、グレー、紫などの寒色系、慶事用は暖色系になります。
もし、弔事、慶事兼用で使いたい場合は、紫色を選びましょう。
仏教を信仰していて、なおかつ仏式のお葬式に参列する場合は、数珠を準備しておきます。
本来、数珠はお念仏を唱えた回数を記録するために使われていました。
今は、お葬式や法事、お墓参りで手を合わせる際に使われる仏具であり、お守りの意味もあります。
家族で使い回したりせず、自分専用のものを持つことが必要です。
ただし、仏教を信仰していない方、仏式ではないお葬式に参列する場合は、数珠を用意する必要はありません。
数珠の形を決めます。
本式数珠と略式数珠があり、本式数珠は宗派により形が異なりますが、略式数珠は宗派共通で使うことができます。
略式数珠は、男性用、女性用が区別されており、それを混同しなければ、好きな素材、好きな色で作ることができます。
ただし、地域によっては、珠や房の色に決まり事がある場合がありますので、可能であれば事前にご確認ください。
見過ごされがちですが、悲しみの場で登場回数が多いのがハンカチです。
ブラックフォーマルの席で、カラフルなハンカチを使うと、案外目立つものです。
基本的には、ハンカチは白一色がマナーと言われていますが、最近は弔事用として黒いハンカチも販売されています。
|
|
|
|