二度寝、昼寝はストレス対策に効果的!?脳を効率よく回復させる「多相睡眠」のすすめ (1/2)

執筆者: 上田 光治 職業:終活カウンセラー
美容に悪いだけじゃない!本当に怖い「睡眠不足」

こんにちは、終活カウンセラーの上田光治です。

今回は、病気と大事故の意外な共通点ついてお伝えしていきます。

どんな性格の人が病気になりやすい?

次のような傾向があると言われています。

 

  • 糖尿病: ワガママな人や甘えん坊な人
  • 筋腫: 常に何かに対して怒っている人
  • 癌(ガン): やたらと頑固な人
  • 鬱(ウツ): 自分で自分のことが嫌いになってしまった人


上記の病気に元々なりやすい遺伝子をもった方は除くとして、当てはまる方があなたの周りにもいるのではないでしょうか?

 

怒りっぽかったり、頑固なだけで病気になるわけではない

もちろんワガママや怒っていたり、いつも頑固なだけでは、人は病気になりません。

そこにはトリガーがあります。

 

「恐怖」と「睡眠不足」が病のきっかけに

それが「恐怖」と「睡眠不足」です。


「恐怖」に関しては、第1回目のコラムで述べていますので、ここでは省略します。
もう一つの「睡眠不足」、これは現代人共通のテーマではないでしょうか。

優れた睡眠は、健康の基本

当たり前ですが、睡眠不足は、判断力や思考が途切れ、体調不良を招き大きな影響を与えます。

では、なぜ睡眠が人間にとって重要なのでしょうか。

 

病気を引き起こす

理由の1つは病気です。
近年では、睡眠が不足すると、様々な病気を引き起こすことが分かってきています。

 

食欲のコントロールが難しくなり、太りやすくなる

また、睡眠不足は、肥満の元でもあります。


最近の研究では睡眠不足が続くと、食欲抑制物質と呼ばれる「レプチン」が減り、その一方で「グレリン」と呼ばれる食欲促進物質が増加することが分ってきています。

 

大事故に繋がったケースも

もっと恐ろしいのは、最近になって実際、睡眠不足や睡眠障害が原因とされる大事故が発生していること。

 

 

1979年に起こったアメリカのスリーマイル原発事故は、担当のエンジニアの居眠りが引き起こしたことがネットで発表され、話題にもなりました。

1986年に起きたスペースシャトルチャレンジャーの爆発事故や、1989年に起きたアラスカ沖の石油タンカーの座礁事故を覚えている方もいるでしょう。

 

日本でも、居眠り運転による事故が

その他、重大事故の背後には、睡眠不足或いは睡眠障害があることが、解明されつつあります。


日本国内の大企業が取り組みのきっかけとなったのは、2003年に起きた山陽新幹線での運転手の居眠り運転です。

これは1業界にとどまらず、社会全体で大きな波紋が広がりました。

 

IT業界や運輸業界は、対策が急務

とりわけIT関係や運輸業界では、産業医・カウンセラーと一緒に、危機感をもって、睡眠不足や睡眠障害対策への取り組み始めています。


では、続いて対応策を見ていきましょう。

 

睡眠は、必ずしも夜取る必要はない

睡眠は本来夜取るべきものですが、サービス業の深夜化等で現代の状況からすると、必ずしも夜十分な睡眠が取れるとは限りません。

 

では、夜に睡眠が取れないとしたら、どうすれば良いのでしょうか?

 

昼に睡眠を取ればいい

それは、昼に睡眠を取ればいいのです。


トラックの運転手さんなどは、昼間に仮眠しています。

IT業界では、休憩時の仮眠を実践している職場が増えています。

 

仮眠時間は、15~20分が最適!

一般に勧められているのが、15~20分の睡眠です。

 

それ以上だと、深い眠りに入ってしまい、起きた時に強い眠気が残り、なかなか覚醒しません。

すっきりとしてリフレッシュできるのは、20分が目安だと言われています。

 

年を取ったら、多相睡眠で
赤ちゃんは、寝たり起きたり「多相睡眠」

例えば、赤ちゃんはまとめて睡眠を取らないで、少し寝ては起きてを繰り返します。

これを「多相睡眠」と呼びます。

 

 

成長すると、まとまって睡眠を取る「単相睡眠」に

けれども、バラバラだった睡眠も、やがて成長すると、夜寝て朝起きるといったように、長時間まとまって睡眠を取るようになります。

 

これを「単相睡眠」と呼びます。

 

後期高齢者になると、また「多相睡眠」に

しかし、これも主に青年期から壮年期にかけてであり、やがて後期高齢者になるにつれ、また睡眠リズムが崩れて、多相睡眠に移行していきます。

 

 

「眠りが浅い」「夜中に目が覚める」のは、順調に年を重ねている証拠

よく年をとると「眠りが浅い」「夜中に目が覚める」というのは、こうした睡眠リズムの変化が原因です。

 

そのこと自体に問題はありません。

順調に年を重ねている証拠です。

 

睡眠は夜取るものという思い込みをなくせば、人間と睡眠の関係はずっと楽で簡単なものになれます。

二度寝をすると、ストレスに強くなる!

睡眠を無理にまとめて取らなくてもいいとなると、かなり気分的に楽になる人は多いのではないでしょうか。

例えば、朝うっかり二度寝をしてしまった経験がある方は、結構多いかと思います。


二度寝をすると、どうしても「やってしまった」と思いがちですが、この二度寝は脳にはいい行為なのだそうです。

 

 

ストレス耐性ホルモンを、効果的に行き渡らせることが可能!

人間は目覚める1~2時間前から、1日のスタートに合わせコルチゾールというホルモンが出ていきます。

コルチゾールは別名幸せホルモンとも呼ばれ、脳にストレス耐性を与えています。

 

目覚めてもすぐに行動を開始せず、二度寝することによって、よりコルチゾールを行き渡らせることができるので、何よりストレスに強くなるのが分かってきています。

 

 
 コラムニスト情報
上田 光治
性別:男性  |   職業:終活カウンセラー

私の叔父が比叡山延暦寺でお坊さんをしている縁で、檀家さん・信者さんの話や無縁仏の話をきっかけに、東京大学での市民後見人養成講座を受講。卒業後、司法書士・税理士事務所と共同でエンディングノートセミナーを企画。介護施設・デイサービスセンターでの研修を経て、48歳 株式会社 Roii設立。

3年間でエンディングノートセミナーを関西中心に約1,500人の受講生実績。
独身女性向け・経営者向けに
テーマ 「もしも、明日あなたが死んだら困ることベスト3」
65歳以上向けに
テーマ 「実は終活なんて必要ない。本当に目指すのは自立死!」

重たいテーマですが、楽しく笑いが起こるような話し方を心がけ、終活事項 のウラもオモテもたっぷりとお話をさせていただき、講演主催者からもご好評をいただいています。

 

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